2020年6月22日、JCF(全日本自転車競技連盟)は、8月20日に開催予定としていたロードレース/タイムトライアル/パラサイクリングロード/同タイムトライアルの全日本選手権を中止すると発表した。代替日程はなく、今年度はこのまま選手権は開催しない。
ロード委員会委員長名で発表 「現在の環境下では難しい」
JCFがさきほど公式サイトで各大会の中止を発表した。以下、片山右京ロード委員会委員長のコメントを掲載する。
平素より本連盟の事業に対し、格別なるご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
サイクルスポーツの意義は多用で人々の生活に欠かせないものです。しかしながら現在は新型コロナウイルス感染症「COVID-19」の流行により突然、スポーツ活動が中断されてしまいました。そして未だに根絶には至らず、感染防止に向けた活動が引き続き必要となっています。
このような状況下、当連盟は全国規模の大規模イベントである全日本ロードを今年度は中止することとしました。
スポーツの持つ様々な意義がありますが、その中でも「健康増進、感動を与える、QOLの向上、競技力向上、地域交流」といった点に対して、現在の環境下では、大会に参加する選手や指導者、観客の皆様、そして大会役員をふくめた関係者全員の健康リスクを最小限に抑えて、大会を開催することは難しいという結論に至りました。
したがいまして2020年8月20日より広島県で開催を予定しておりました、第89回全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース/第24 回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会/2020日本パラサイクリング選手権・ロード大会は中止とし、再延期はしない事を決定しました。
本大会に向けてトレーニングしてきた選手・指導者、観戦を楽しみにしていたファンの皆様、開催に向けてご尽力頂いた地元関係者の方々には無念の事と思いますが、何卒ご理解下さる様にお願い致します。
本連盟では1日も早い収束を願い、来年の開催に向けて準備に取り掛かります。そしてより魅力的な大会を皆様にご提供できるように努力してゆきたいと思います。皆様におかれましては、健康にご留意頂き全日本ロードの大会でお会いできる事を楽しみにしております。
公益財団法人日本自転車競技連盟
ロード委員会委員長 片山右京