【2025さいたまクリテリウム】前日イベント開催、トップレーサーがファンと交流

いよいよ明日11月9日(日)に号砲が鳴る「J:COM presents 2025 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。前日の今日8日には、ファンとの交流をメインとした前日イベントが開催された。トップレーサー達の普段は見られない様子を写真を中心にお届けしたい。
恒例の「和」を体験するイベントは「手描き友禅」

さいたまクリテリウムの前日イベントでは毎年、選手達に「和」を感じてもらう体験イベントが企画されるが、今年は手描き友禅。下書きを元に筆で直接描くことで繊細で鮮やかな表現を可能とする、日本伝統の染色技法だ。今回、選手達と希望したファンに自転車マークの下絵が用意され、染色に専念できるように趣向が凝らされていた。

ツール、ブエルタ覇者のヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)率いるチームヴィズマ・リースアバイクの3人が、ガイダンスを受けながら手際よく刷毛を動かして‥

かなりキレイな仕上がりで満足げな3人。

ファンとの記念撮影にも快く応じていた。

続いてはプリモシュ・ログリッチ率いるレッドブル・ボーラ・ハンスグローエの面々が挑戦。

かなり真剣に取り組んでいたログリッチ。

個人的にかなり上手くいったと感じたようで、ファンとの交流にもノリノリだった。


前日のメインイベントは‥

一連のイベントの最後は、これもここ数年恒例となっているが、ツールにちなんだクイズ大会などの「感謝祭」。今年は交流イベントにも参加したヴィンゲゴー、ログリッチの他にジョナタン・ミラン(イタリア/リドル・トレック)、ヴァランタン・パレパントル(フランス/スーダル・クイックステップ、今回はフランスチームとして参加)が加わった。


まずは早押しクイズ、マイヨジョーヌ着用経験のあるヴィンゲゴー、ログリッチの組とミラン、パレパントルの組に別れての早押し対決。マイヨジョーヌと自身の国の国旗にカラーリングされた帽子を被った姿は、すでにかなりシュール。クイズが始まる前からボタンを押して、観客の爆笑を呼び込む4人であった。

その次は動体視力と反射神経を試される新企画?不意に上から落ちてくる12本の棒をキャッチするアクティビティが実施された。4人とも全部は捉えられなかったが、徐々に慣れて最後の辺りはかなりの確率で捉えていた。さすがトップアスリート。

そして最後は、これも毎年恒例の「お絵描き対決」。今回は手鏡を見て自身を描くというお題となった。4人一斉に手鏡を見て描き始めるが、なぜかログリッチが手を止めて爆笑している‥何故だ?

いよいよ作品発表、まずはヴィンゲゴーから。うん、似てる。自分で描いた顔の表情に逆に寄せてくるのがお茶目。

パレパントルは意外な画才を発揮!特徴をしっかり捉えている。本人も満足げにドヤ顔。

ミランはお披露目の前から自分で爆笑。顔の描きぶりはほぼ完璧だが‥身体がハリガネ。でもこれ、おそらく昨年か一昨年に同じスプリンターの誰かが描いたのをリスペクトしたのではないかと思われ。お家芸を受け継いでみたということか。

そして最後‥ログリッチのあの爆笑の理由が明らかに。まさかの自分の顔じゃないハリネズミ‥なんやそれ。司会を務めたサッシャ氏が理由を尋ねたら「(手元のスマホで検索してたら)頭にこびりついちゃって」と弁明?していたが、最後にきて謎のはっちゃけぶり、会場は大爆笑となった。
ちなみに欧州ではハリネズミは幸運の象徴ではあるので、彼なりに「皆さんにハッピーが訪れますように」というメッセージなのかもしれない。
先月開催のジャパンカップは、ファンとの交流機会はレース後に設定されることが多いが、このさいたまクリテリウムは前日に、選手の近くで触れ合える企画が設定される。選手と近い距離で交流を楽しみたいファンには、前日から参加してみることをおすすめしたい。
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