毎年夏、長野県富士見市にある「富士見パノラマリゾート」で開催されてきた「シマノ・バイカーズフェスティバル」の3年ぶりの復活が決定した。第30回を迎える今回は「30位」を表彰するなど、例年にも増して趣向を凝らした企画が満載だ。以下、ニュースリリースより。
第30回シマノ・バイカーズフェスティバル、3年ぶりに開催!
シマノ・バイカーズフェスティバルは2020年に開催以来初の大会中止となり、2021年は規模を縮小しての開催を計画しましたが、感染状況の悪化によって2年連続の大会中止となりました。今年は新型コロナウイルス感染症対策をしっかりと行った上で、長野県諏訪郡富士見町にある富士見パノラマリゾートをメイン会場に、スポーツ自転車の祭典「第30回シマノ・バイカーズフェスティバル」を7月30日(土)、31日(日)の2日間にわたって開催いたします。
本大会は政府の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針、及び公益財団法人日本スポーツ協会、公益財団法人日本自転車競技連盟のガイドラインに基づき、また開催地であります長野県および富士見町の方針に反しないことを前提として実施いたします。
3年ぶりに大会を開催し、サイクルスポーツ、アウトドアスポーツを愛する方々と共に、再びマウンテンバイクをメインとしたスポーツバイクの祭典を実施できることをたいへん嬉しく存じます。
「シマノ・バイカーズフェスティバル」に参加される方々、およびご来場されるすべての方々におかれましては、今大会開催の意義をご理解いただくとともに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に対する各種対策へのご理解とご協力をお願いいたします。
※この大会実施の方針は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況、社会状況などに応じて、随時改定してまいりますので、最新の情報にご留意くださいますようお願いいたします。
今年の注目ポイント:レース種目について
第30回記念大会として、レース系全種目において30位を特別表彰します
多くの皆さまに支えられ、シマノ・バイカーズフェスティバルは30回を迎えました。それを記念してレース系全種目におきまして、30位の選手を表彰いたします。
クロスカントリー競技のエンデュランス種目に「ドロップハンドル」クラスを設けます
大会で人気の高いエンデュランス種目に「ドロップハンドル90分エンデュランス(ソロ、2~3人組)」を新設いたします。近年注目を浴び、ロードバイクの軽快さとオフロードでの走破性を兼ね備えている“グラベルバイク”や、各地の大会で人気を呼んでいる“シクロクロス”などの、ドロップハンドルが装着されたバイクで参加いただけます。 グラベルバイクでツーリングを楽しまれている方々も、この機会に仲間とともに富士見パノラマのレースコースを存分に楽しんでください。
DH(ダウンヒル)
その長い距離と変化に富んだコースから「アジアのダウンヒルの聖地!」と海外の方々に言われることも多い富士見パノラマリゾート。大会に合わせて作られたバイカーズ特設コースをご用意します。 バイカーズでは他のDHレースにはない2度のタイムアタックで、どちらかの優れたタイムを自身の持ちタイムとする「2ヒート制」を採用しております。クラスは男子に50歳以上を新設。 15〜29歳、30~49歳、50歳以上の3カテゴリーになります。女子、ハードテイルクラスはこれまで同様に設定いたします。
今年の注目ポイント:ツーリングメニュー(ライド)について
オンロードのロングライドコースを一新します
2019年まで八ヶ岳絶景ロングライドとして多くの方に参加いただいたコースが、今年は「七里岩と徳島堰沿いの旧甲州街道を走るロングライド」としてまったく新しく生まれ変わります。
約25万年ほど前に山体崩壊した八ヶ岳から山梨県韮崎市方面に流れた岩屑流が、西と東に流れる釜無川と塩川で削られてできた28㎞にわたる「七里岩」と、釜無川の右岸に江戸時代に開削された農業用水路「徳島堰」と並走する「旧甲州街道」を舞台にして、自然の力と人の力の両方でつくり上げられた壮大なコースをお楽しみください。
八ヶ岳・諏訪地域の歴史や文化の痕跡をめぐる絶景ライドを新設します
大会の舞台である富士見町、原村、茅野市を含む八ヶ岳・諏訪地方は広大な田畑が広がる絶景の中をサイクリングで楽しむことができますが、以前は水不足に悩む土地で、たびたび水争いが起こっていました。約200年前に地元の名士“坂本養川”が作った「堰(せぎ・この地方の農業用水路の呼び名)」により、この地域にも水を張り巡らすことができました。約200年前の先人たちの知恵と努力で出来た堰(せぎ)は一部は当時の姿のまま今も使われており、近くで見ることができます。これまでのツーリングに「地域の歴史や文化」をプラスした新たなスタイルの「八ヶ岳・諏訪地方の堰をめぐる絶景ライド」をお楽しみください。
好評の手ぶらツーリング「八ヶ岳山麓パン屋めぐりライド」を今年も実施します
前回大会で初登場したパン屋めぐりライド。お買い上げのパンはお店に取り置きしてもらい、スタッフが回収後、ゴールの受付にてお渡しする「手ぶら」ライドが大好評!八ヶ岳山麓西南部の自然を満喫しながら、こだわりのパン屋さんでお買い物。購入したパンの持ち運びを気にせず思う存分楽しめます。
今年の注目ポイント:ツーリングメニュー(ガイドツアー)について
八ヶ岳の雄大なグラベルフィールドを楽しんでいただくガイドツアーが加わります
富士見町、原村、茅野市には多くのグラベルロードが点在しています。この地域に住むシマノサポートライダーの松本駿さんが厳選した魅力あふれるグラベルロードを約200年前から今も使われ続ける堰(せぎ)めぐりと合わせて、思う存分楽しんでいただきます。
「富士見E-MTBガイドツアー」を新設します
この地域に住むシマノサポートライダー 松本 駿氏が監修した富士見町の豊かな自然とトレイルをE-MTBで駆け巡る「富士見E-MTBガイドツアー」を新たに実施いたします。E-MTBをお持ちでない方も協賛社様のご協力で用意したE-MTBでご参加いただけます。
E-MTBの特性を活かした新設コースをぜひこの機会にお楽しみください!
入笠山シークレットガイドツアー
上りが少なく、下りはテクニカルなコースが連続する、下り好きな方々にもご満足をいただくことのできるツアーを企画いたしました。
各ツアーがワンウェイで楽しめます
「ワンウェイツーリング」は「トラック・バス・ゴンドラ・電車」などをフル活用し、下り基調のコースという“おいしいところ”を堪能できるツーリングです。今年も「八ヶ岳山麓ガイドツアー」「小黒川林道ガイドツアー」「宮川堤防グラベルガイドツアー」で実施します。
今年の注目ポイント:サブイベントについて
出展社PRブース/試乗コーナー/バイカーズマルシェ/その他サービス
*新型コロナウイルス感染症対策により、ご好評でしたウェルカムパーティーやバイカーズビストロは行いません。
キックバイクでも楽しめるコースをご用意
ミルキーレースだけでは物足りない元気いっぱいのキッズのために、キックバイクでも楽しめる超ショートコースをご用意します。ご自由に遊んでいただけるので、お子様を退屈させません!
マウンテンバイクのスキルをアップさせたい方々への取り組み
2019年のシマノ・バイカーズフェスティバルでは初めて参加される方の比率が参加者全体の36%、またスポーツ自転車の経験年数が1年未満の方が参加者全体の7%となっており、シマノ・バイカーズフェスティバルをサイクルイベントデビューの場としてお使いくださる方が数多くいらっしゃいます。
シマノサポートライダーをはじめとするプロライダーが講師を務め、基礎的なライディングテクニックをレクチャーする初心者向けの「MTBスクール」を引き続き行います。基本姿勢から体重の掛け方など、初心者はもちろん「自己流でずっと走っていたから、一度基礎をしっかり学びたい!」という方にもおすすめです。
さらに、今年はシマノサポートライダーによる「ダウンヒルスクール」も開催いたします。「安全に、かつスムーズに下りたい!」という方に、ぜひご参加いただきたいと思います。