バルベルデ、来季での引退を表明「時は来た」
元ロード世界王者で、40歳を過ぎてからも驚異的なパフォーマンスでトップレベルでの成績を残し続けてきたアレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モビスター)が、来シーズンをもって現役を引退すると表明した。来季はツール・ド・フランスは出場せず、それ以外のグランツールといくつかのクラシックを走りたいとしている。
「100%の自信を持って宣言する」
所属チームの正式な発表ではないが、元世界王者が自らの口で引退を表明した。現在スペイン北部でのチーム合宿に帯同中のバルベルデだが、地元ラジオ局のスポーツ番組「Sports Radiogaceta」でのインタビューに答え「2022年シーズンが最後になるだろう。100%の自信を持って言える。コンディションはいいが、もう21年間やってきてこれ以上キャリアを続ける意味がない。時は来た」と宣言した。
最後のシーズンについては「はっきりと決めていない」としつつも、現時点ですでにツール・ド・フランスには出ないと決めていると明かした。地元開催のブエルタ・ア・エスパーニャには出場したいとし、またジロ・デ・イタリアもコースの情報収集はしているという。引退後のプランについては「引退時点でチームと契約が2年残っている。若手の指導をしたり、できるだけチームに貢献したいと思っている」と、そのままチームに残って指導者になる意向を示した。