国交省が「ナショナルサイクルルート」指定制度を創設 第1弾は「つくば」「ビワイチ」「しまなみ」
国土交通省自転車活用推進本部は2019年11月7日に記者会見を行い、世界に誇りうるサイクリングルートを「ナショナルサイクルルート」として今後指定していくと発表し、第一弾として「つくば霞ヶ浦りんりんロード」「ビワイチ」「しまなみ海道サイクリングロード」を指定した。またかねてより公募していたロゴマークも公表した。
「国として最大限に支援する」
「ナショナルサイクルルート」とは、各地で整備されているサイクリングロードのうち①ルート設定②走行環境③受入環境④情報発信⑤取組体制の5項目で評価し、一定の水準を満たしているものに対し国が指定、PRなどを支援する制度。会見に出席した、自転車活用推進本部長でもある赤羽一嘉国交相は「サイクルツーリズムの推進による観光立国の本格的なスタート」とし、「国として最大限に支援させていただく」と宣言した。
またブランディングの一環として、かねてから公募していたロゴを公表。273点の応募の中から選ばれた岡山県の落合翔平さんの作品で、「和」と「輪」をかけ『和やかに心地よいサイクリング、その土地で出会うヒトやモノやコトとのつながり』を表現したものという。今後、指定ルートの掲示等に利用することを想定している。
第一次として指定されたのは3ルートで、いずれもこれまでサイクルツーリズムの代表格として紹介されるルートが選ばれた。
「ナショナルサイクルルート」第一次指定ルート
- 「つくば霞ヶ浦りんりんロード」(茨城県)
- 「ビワイチ」(滋賀県・琵琶湖周辺)
- 「しまなみ海道サイクリングロード」(広島県・愛媛県)
外部サイト:国土交通省プレスリリース(2019年11月7日)