新城幸也、5月8日より開催のツール・ド・ハンガリー2024に出場
新城幸也(バーレーン ヴィクトリアス)が、5月8日~12日までハンガリーを舞台に開催されるUCIプロシリーズのステージレース『Tour de Hongrie(ツール・ド・ハンガリー)』に出場することがチームより発表された。新城にとって初訪問、初出場となる。
5日間のステージレース、チームのエースはプールス、ラヨビッチ
今大会はハンガリー最大の自転車ロードレース。同時期に開催されているグランツアー、ジロ・デ・イタリアの印象が強く日本ではあまり馴染みがないが、45回の歴史を持つステージレースだ。
昨年までは5ステージ中4ステージがスプリントステージで開催され「スプリンターのためのステージレース」と言われていたが、今年のプロファイルは大幅に変更され、スプリントステージと山岳ステージのバランスがとられている。チームとしては総合リーダーをワウテル・プールス(オランダ)、スプリントのエースはセルビアチャンピオンのドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)でステージ勝利を狙うという。
新城にとっては当初の予定には入っておらず急遽出場が決まったレースだが、長い選手生活の中でも初めて訪れるハンガリー、そして初出場となるレースを楽しむとのこと。
新城幸也のコメント
「初めまして、ハンガリー! ブダペストから東に車で2時間走ったところ(ルーマニアまで50km、ウクライナまで140km)の町に来ています。
第1、2ステージは平坦なので、集団スプリント、第3、5ステージは登りゴールのステージ。総合リーダーはワウト(プールス)、スプリントステージはドゥシャン(ラヨビッチ)でステージを狙います。
フランクフルトに続き、急遽の参戦になったが、今回は久しぶりのプロシリーズ。プロシリーズとはいえ、ワールドツアーチームが8チーム出場するので簡単なレースではないが、自分自身コンディションは良いので、楽しめるレースになると思う」
不整脈で療養のサガンがこのレースで復帰
また、このレースはロードレースを昨年で引退し、MTBでパリ五輪出場を目指すとしていたペテル・サガン(スロバキア)の復帰レースとしても注目されている。今年に入り不整脈と診断され、2月と3月に相次いで手術を受け療養中だった。今回は兄のユライ・サガンが監督を務めるコンチネンタルチーム「ピエール・バゲットチーム」から出場、コンディション調整する。