熱を加えサドル形状をピッタリにカスタマイズ!カナダから「REFORM(リフォルム)」上陸

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サドルのフィッティング方法論に革新的なインパクトを与えるブランド「REFORM(リフォルム)」がカナダから日本に上陸した。熱を加えることで形状を変化させ、荷重圧力を効率よく分散させることができるという。以下、プレスリリースより紹介。

スキーブーツの熱成形技術を応用

REFORM Heat-Moldable Saddle社は、スキープレーヤーで、カナダのスケートボードメーカーLandyachtz(ランドヨッズ) 創業者の一人であるMike Perretenが設立したカナダのサドルメーカー。2015年、ロードバイクのレースに出場していたMikeは特にサドルから受ける痛みによるダメージが深刻だと常に感じ、なぜ自転車のサドルは痛みを克服できないのかを真剣に考えるようになりました。スキー競技出身者でもあった彼は、熱成型技術を用いたスキーブーツの優位性と快適さがもたらすパフォーマンスの違いを経験として知っており、この技術を応用したユニークで革新的なサドルを生み出すアイデアを思いついた。彼の知識や経験を活かし、5年以上の開発期間を経て誕生したのがREFORMサドルとなる。

体重が集中する左右の座骨が当たるサドル後方のフレーム内部に電熱線を配置。加熱してフレームの一部を軟化させ、形状を変化させる独自の“サーモモールドテクノロジー”により、既存のサドルでは解消することが難しかった座面荷重を効果的に分散する。ベースとなるフレームデザインはモデルごとに異なり、ライディングスタイルに合わせて選択可能で、そのためモデルごとにレールの素材が決まっている。

SEYMOUR:フラット+後方ワイドフレーム(カーボンレール)

TANTALUS:トラディショナルフレーム(チタンレール)

熱成型のポイントと注意点

熱成型は、専用のACパワーサプライを使用しサドル後方のフレーム内部に配置された電熱線を加熱して行う。なおサドルのセッティングには専門知識と経験が必要で、一度熱成型するとその後のセッティング変更が困難になるため、購入したプロショップでサドルのセッティングを行うことをおすすめする。

熱成型の効果が最も大きいのは1回目であり、2回目以降は効果が低下。3回目までは一定の効果があるがそれ以降はほとんど変形しない。また熱成型が可能なエリアは、荷重が集中するサドル中央より後ろの座面、いわゆるベースとなる。熱成型時はサドル後方のフレームが高温になるため、取り扱いには注意が必要だ。

なお夏の炎天下や車内に自転車を置いても、成型時の温度以上にはならないため変形することはないが、ストーブやヒーターなどの暖房器具や直火の近くに長時間置いた場合には変形する可能性がある。

REFORM ラインアップ

SEYMOUR(シーモア)

 

荷重のかかる座面後方をワイド化したフラットな座面を持つREFORMのファーストモデル。面積の小さなショートサドルでありながら、熱成型することによりまるで使い込んだレザーサドルのように体に馴染む。継ぎ目のないループデザインのカーボンレールは、高い躯体剛性と軽さを両立する。

価格:4万9500円(AC Power supply別売り)
サイズ: 252×142mm
フレーム:カーボンファイバー/ナイロン
レール: カーボンファイバー 7×10mm
※ 表皮: マイクロファイバー
パッド: ポリウレタン
重量:197g
※ シートピラーの構造により、取り付けできない場合があります。

TANTALUS(タンタロス)

高いホールド性と安定したペダリングを実現するトラディショナルフレームを持つショートサドル。不安定な路面状況でもスムーズな体重移動を可能にする。レール素材はチタンで、カラーは1点1点違う色合いになる「陽極酸化被膜処理タイプ」と「RAWタイプ」から選択できる(どちらもマット仕上げ)。

陽極酸化被膜処理タイプ

RAWタイプ

価格:3万7400円(AC Power supply別売り)
サイズ: 245×142mm
フレーム:カーボンファイバー/ナイロン 陽極酸化被膜処理
レール: チタニウム合金
表皮: マイクロファイバー
パッド: ポリウレタン
重量:235g

AC Power supply

熱成型の際に使用するサドル本体に設けられたコネクターに接続する専用給電装置。

価格:6270円
入力: AC 100V-240V 50/60Hz 0.8A
出力: DC 20V 1.5A
サイズ:幅44mm×高さ72mm×厚さ29mm/34mm (ACプラグ、DCケーブル除く)
コード長:約210cm(スイッチ部分含む)

REFORM ブランドページ(取扱/ミズタニ自転車)

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