ツール実践投入で実力証明済！圧倒的な空力性能を誇るエアロヘルメット「NIRVANA」｜KASK

2024年7月25日ニュース,製品情報

「KASK（カスク）」から、先日閉幕したツール・ド・フランス2024で実践投入されたエアロヘルメット「NIRVANA」が発表された。同クラスのエアロヘルメットを比較して空気抵抗が30％以上減少しているという。以下、リリースより紹介。

AERO PERFECTION

NIRVANAは、空気の抵抗を最小限に抑えながら、最適な快適性を実現するように設計された最高のパフォーマンスを求めるロードやトラックサイクリスト、トライアスロン選手向けにKASKが開発した新しいヘルメットです。この最先端のエアロヘルメットの開発には、複雑な CFD（Computational Fluid Dynamics：計算流体力学）シミュレーションが活用され、エアロダイナミクスパフォーマンス、通気性、内部温度調節が繰り返し測定されました。これらのシミュレーション結果と、KASKの20年にわたるヘルメット製造の経験が相まって、NIRVANAは同クラスの高性能エアロヘルメットと比較して、空気抵抗が35% 減少、通気性は19% 向上しました。NIRVANAには革新的なイヤーカバーが組み込まれており、ヘルメット周囲の空気の流れをより効率的に流すことができるだけでなく、デザイン上のアクセントにもなっています。また、前面のインテークから取り込まれたフレッシュエアは内部のダクトに沿って流れ、前頭部と頭頂部の温度調節を最適化しながら、これまでにないレベルの通気性を実現しています。

NIRVANAは高速走行用に設計されているだけでなく、KASKの最優先事項である安全性も実現しています。

すべてのKASKヘルメットと同様に、NIRVANAもKASKの回転衝撃WG11テストに従って設計されています。これはKASK独自の社内テスト方式で、転倒したライダーが頭部から地面などに接触するときに、より現実的である、回転が加わった衝撃に対するヘルメットの性能を見極め、その衝撃を減少させる厳格な社内基準をクリアして更なる安全性を高めたものです。むろん、世界のトップで戦うINEOS Grenadirsの選手たちのヘルメットもWG11をクリアしています。

そして、その安全性をさらに高めているのがMULTIPODインナーパッドです。これはELEMENTOにも採用されたもので、KASKの独自デザインであり、エラストマー素材で3Dプリントされたものです。MULTIPODはWG11の研究から生まれたもので、直線的衝撃とねじれ衝撃の吸収に長け、その特性はあらゆる方向からの衝撃に対して発揮されます。また、MULTIPODはそのユニークな構造のため通気性に優れ、ヘルメット内部の温度調節も適切に行われます。さらにメリノウールのパッドがヘルメットの前面と上部側面に配置され、効率的な汗の吸収とともに抜群の快適性を確保します。

NIRVANAのカラーは、WHITE MATT、グラデーションのグラフィックが美しいCHERRY BURSTとBLUEBERRY FADEの3色展開。サイズはMとLの2サイズ。重量も軽量に仕上がりMサイズで270gです。ツール・ド・フランス2024で、INEOS Grenadirsの選手も使用した、既に実戦投入されているモデルでもあります。