愛媛県が『E-BIKEアクション』プロジェクトを県内全域へ拡大 佐田岬、石鎚エリアなどでE-BIKE普及を支援
愛媛県が、2019年7月から展開している『E-BIKEアクション』プロジェクトを県内全域へ拡大することを発表した。現在展開しているしまなみ海道に加えて、佐田岬エリアや石鎚エリアなど、E-BIKEでのサイクリングの魅力を楽しめる各地域でのE-BIKEの魅力発信のため、さまざまな支援を行う。
しまなみ海道に加え、新たに「佐田岬」「石鎚」「四国カルスト」も
愛媛県は、昨年度『E-BIKEアクションしまなみ』プロジェクトとして、レンタサイクルや体験イベントを実施。E-BIKE利用者からは「坂道もラクで、気軽に観光を楽しめる」「サイクリング経験者の友人と一緒に走るときに使いたい」といった好評の声が上がったという。これを受け、今年度は『E-BIKEアクション』プロジェクトを「しまなみ」以外に、E-BIKEの特性が発揮される「佐田岬(さだみさき)」「石鎚(いしづち)」「四国カルスト」を新たな注力エリアとして設定。さらに、他にも愛媛県内各地で実施する。 E-BIKEの普及活動を行う事業者とともに、レンタサイクル、サイクリングツアーや体験イベントなど、E-BIKEの魅力発信を今まで以上に広域にわたって実施する。
E-BIKEアクション しまなみ
日本初の海峡を縦断する自転車道として整備された「しまなみ海道サイクリングロード」。美しい風景を眺めながらのサイクリングを満喫できます。国のナショナルサイクルルートやアメリカCNNのトラベル情報サイトで「世界7大サイクリングロード」に選ばれるなど、「サイクリストの聖地」として国内外に知られています。
E-BIKEアクション 佐田岬
日本一細長い佐田岬半島は、四国の最西端にあり、晴れた日には豊予海峡を隔てた九州を遠望できます。木漏れ日を浴びながら樹生林を抜け、潮風を受けながら眼下に見下ろす青い海は最高です。山の尾根伝いには、風量発電の巨大な風車も並んでいるほか、海岸沿いのコースでは、のどかな漁港の風景に癒やされます。
E-BIKEアクション 石鎚
古くから山岳信仰の山として知られる日本七霊山の一つ。西日本最高峰である天狗岳と石鎚神社山頂社のある弥山、そして南尖峰の一連の山々を総じて石鎚山と呼ばれています。石鎚山を見上げながら、水の都西条市の田園地帯を走るコースのほか、山岳エリアの絶景が楽しめる「UFOライン」と呼ばれるコースは、E-BIKEに最適です。
E-BIKEアクション 四国カルスト
カルストとは雨による浸食などで石灰岩が地表に現れている地形のこと。姫鶴平・大野ヶ原など約25kmにわたって、標高1,000mから1,485mの高地にカルスト高原が連なり景観は抜群です。牛が草をはむ緑の牧草と青い空、白い石灰岩のコントラストが絶景ですが、積雪が多い冬は通行止めになりますので、比較的温かい時期がお勧めです。
E-BIKEアクション 愛媛(県内各地)
のどかな瀬戸内から太平洋側まで、東西に長く伸びている愛媛県には、さまざまな景色や食、歴史・文化など、見どころが散らばっています。E-BIKEサイクリングで、のんびりとリフレッシュしながら、お気に入りのスポットを探してみませんか。
通勤にE-BIKEを活用するモデル事業者を募集 8月17日まで
また同県では、長距離通勤に適したE-BIKE(スポーツ型電動アシスト付自転車)を活用した自転車通勤促進に実証実験的に取り組む事業所を「E-BIKE通勤推進モデル事業所」として募集・支援する。1事業所につきE-BIKEを5〜10台、2年間無料で貸し出すという。さらに取り組みに対して、1事業所につき35万円までの補助金を提供する。