自転車活用推進議員連盟「青空総会」、今後の政策推進をアピール
2018年6月25日、超党派の国会議員連盟である自転車活用推進議員連盟主催の「青空総会」が開催された。雲ひとつない快晴に映える国会議事堂を背景に、連盟の議員たちがオリジナルのサイクルジャージを着て登場、今後の自転車行政についての理解をアピールした。
「自転車活用推進計画」閣議決定後初のイベント
去年に続いて2回目の開催となった今年は、直前に「自転車活用推進計画」の閣議決定が行われたこともあり、多くの加盟議員、関係者が詰めかけた。「ツーキニスト」の言葉を広めたとして知られる疋田智氏(NPO法人自転車活用推進研究会理事)や、片山右京氏(JBCF、全日本実業団自転車競技連盟理事長)、各地で政策を担当する自治体関係者も参集。
この日のハイライトは、議連のメンバーらが実際に自転車に乗り国会を飛び出し、皇居を一周するというミニライド。「日本を自転車大国へ!」の掛け声とともに、自前のバイクやこの日併催された各企業の出展バイクに跨り、陽光の中意気揚々と走り出していった。
なおこの日は国会内前庭に、20社・団体の出展ブースが設置され、国会関係者や自治体関係者に自らのサービス・プロダクトをアピールした。おそらく国会内でこのような展示が行われるのは極めて稀だろう。試乗もできるとあって、さまざまなバイクを試す関係者の姿も見られた。
「自転車活用推進計画」とは
2016年に成立した「自転車活用推進法」に基づき具体的な政策概要とスケジュールを定めるもので、今月8日に閣議決定されている。シェアサイクルサービス普及のため、平成32年度までに専用のサイクルポートを全国1700カ所に増やすと同時に、東京五輪・パラリンピック開催対応の一環として駅などに重点配備することや、自転車通勤率を16.4%%へ引き上げるために通勤手当支給促進を図ること、サイクリングモデルルートを40路線選定するなど、18の施策について数値目標を定めている。