【東京五輪】静岡県知事、観客について「本県はできる」と明言 ロードレース会場は最大1万人収容へ

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大國魂神社の参道からロードへ出て行く選手たち ©️CycleJapan
大國魂神社の参道からロードへ出て行く選手たち(2019年7月24日開催の事前イベントの模様) ©️CycleJapan

川勝平太静岡県知事は11日、県内で開催される東京オリンピック自転車競技について「十分に本県はできる」と明言し、組織委員会の方針に合わせ観客を入れて開催すると表明した。県内では7月24日より自転車競技が開催されるが、ロードレースのゴール会場は最大で1万人入れることが可能で、全競技を通じて最大の観客数になる可能性がある。

県知事「組織委員会と全く同一の歩調を取れる県だ」

川勝知事はこの日の会見で観客についての考え方を問われ、「十分に本県はできる。組織委員会と全く同一の歩調を取れる県であるということでございます」と発言し、組織委員会が示している「収容人数の50%で1万人まで」の方針に従うことを表明した。県内では24日より自転車ロードレース、26日よりマウンテンバイク、8月2日よりトラック競技が開催される予定で、正式決定はまだだが、方針に沿えば自転車ロードレースのゴール会場となっている富士スピードウェイでは最大1万人が観戦可能となる。サイクルジャパン編集部の取材では、すべてのチケット所有者にはすでにそれぞれのページで「有効」と表示されているもよう。再抽選もなく購入者全員が入場できるとみられる。

組織委員会では、ロードレース競技については沿道での観戦自粛を呼びかけ、チケット購入者以外が観戦することを推奨せず、ライブサイトについても規模を縮小するか中止を検討するよう各自治体に申し入れている。サイクルジャパン編集部でコース沿線の自治体の対応状況を確認したところ、レース中継をライブサイトで行う予定としていた神奈川県相模原市、愛川町は開催中止、静岡県小山町は会場を変更した上で静岡県在住者に限り再募集、静岡県裾野市は会場の一部がコース沿道であることから、沿道に人が集まらないよう措置をしたうえで予定通り開催することを検討中(募集人数は70人で、すでに募集終了)。東京都稲城市については、12日時点では開催の方針(各日800人、すでに募集終了)。組織委では代替手段としてインターネットで中継を行う方向だが、詳細は未定となっている。

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