アップルは27日、iPhoneやiPad向けiOSに搭載されている純正マップアプリの最新版を公開した。この最新版で、欧米各国の一部で対応を開始していたサイクリングルートの表示に対応した。
長距離のサイクリングルートも対応、勾配なども表示
待ち望まれていた機能がようやく日本対応となった。27日、アップルはiOS向けのマップアプリの最新版を公開、他国版ではすでに対応可能となっていた機能を多く日本対応に拡張した。その中でも、もっとも注目されるのがサイクリングルートの表示だ。Googleマップではすでに表示されているが、目的地を検索した際、経路のひとつとして自転車マークが表示されるようになった。行程中の登り、下りの勾配とトータルの「獲得標高」も表示してくれる。
編集部でいくつかのルートを試してみたところ、東京からヤビツ峠の起点とされる名古木交差点(神奈川県秦野市)までのルートも問題なく表示された。通常はいくつかのルート候補を表示するので、どれかを選べばそのままナビモードに移行してくれる。速度やケイデンス表示はないので、これだけでサイクルコンピュータと同様の機能は望めないが、ナビに関してはスマホがあれば大丈夫といえそうだ。
なお、そのほかの機能拡張としては360度の実写画像で主要都市をバーチャル旅行できる「Look Around」や、AR機能を用いたガイド機能「AR Walking」の対象都市を拡大している。