Apple Watchで新たにサイクリングの自動検知、データ記録が可能に 転倒時の緊急通知も
Appleが日本時間15日未明に開催したイベントで、様々な新製品/サービスのひとつとして近日リリース予定の最新「watchOS8」を披露した。その目玉となる機能は、ワークアウトの自動検知の対象に新たにサイクリングを追加したこと。自転車に乗ったことを検出すると、ワークアウトを始めるか自動で聞いてくれるようになる。ライド中に転倒した場合も自動検知し、知り合いなどに緊急通知するかを聞いてくれるようになる。
ワークアウトの停止/再開も自動
Appleが発表した内容によると、来週21日よりアップデート可能になる「watchOS8」では、新たにサイクリングの自動検出機能が追加された。乗り始めるとワークアウトを始めるか聞き、始めると消費カロリーや走行距離などを記録できるほか、音声フィードバック機能でワークアウトを達成できるようアシストしてくれる。電動アシスト自転車での走行も自動検出し、消費カロリーの補正も行うという。Apple Watch Series 4以降では高度も記録してくれる。
また走行中に転倒した場合も自動検出し、従来より実装している「緊急通報サービス」が立ち上がるようになった。このサービスはセンサーによって点灯状態を察知すると、事前に登録した家族などの連絡先に電話するか、何もしないかなどを選べるように聞いてくれるというもの。
なおこのサービスは安全面を考慮し、画面操作するまでバイブレーターで手首を叩き続けるほか、アラート音が鳴り続けるようになっている。1分間反応がなければ自動的に登録した連絡先に電話するようになっており、適切なケアが受けられるよう配慮されている。
この日Appleは新しい「Apple Watch series7」も発表したが、watchOS8自体はseries4以降にインストール可能。現在市場に出回っている多くのApple Watchで使える機能となっている。