「ヘルメット努力義務化」知らない保護者が8割 au損保が調査

ニュース

本サイトにはプロモーションが含まれています

今年公布された改正道路交通法の施行が迫っているが、au損害保険が先頃行った中高生とその保護者を対象とした調査で、約8割の保護者が全年齢におけるヘルメットの着用努力義務化について知らないことが明らかになった。調査結果についてレポートする。

中高生500人とその保護者500人を対象に調査

au損保が調査したのは、2022年4月27日に公布された道路交通法の一部改正の内容についての認知度。自転車を年1回以上利用している中高生の保護者500人(中学生の保護者250人、高校生の保護者250人)を対象に、子どもの自転車利用の実態について聞いた。

乗車用ヘルメットの着用率」中学生39.2%、高校生12.0

子どもが自転車利用時に乗車用ヘルメットを着用しているかを聞いたところ、中学生では「いつも着用している」、「ときどき着用している」と回答した方は39.2%(98人)。一方で高校生では「いつも着用している」、「ときどき着用している」と回答した方は12.0%(30人)と中学生に比べて着用率が低い結果となった。

着用していないと回答した保護者に理由を聞いてみたところ、中学生では「友人など身近な人が着用していないから」という回答が40.8%(62人)と最も多く、高校生では「学校の校則で定められていないから」という回答が47.3%(104人)で最多となった。

自転車通学時の乗車用ヘルメット着用が校則で定められてい中学生74.3%、高校生15.4

子どもが自転車を通学に利用していると回答した保護者(中学生の保護者70人、高校生の保護者149人)に、自転車通学時の乗車用ヘルメット着用が校則で定められているかを聞いたところ、「校則で定められている」と回答したのは中学生では74.3%(52人)、高校生では15.4%(23人)という結果となった。au損保では、校則において乗車用ヘルメットの着用を規定することで着用率向上に繋がる可能性があるとしている。

改正道路交通法の年齢乗車用ヘルメット着用努力義務化」保護者のおよそ8割が知らな

道路交通法の一部改正によって、年齢を問わず自転車利用時の乗車用ヘルメット着用が努力義務化されることを知っていたかを聞いたところ、「知らなかった」と回答した保護者は79.0%(395人)となり、およそ8割の保護者が法改正について知らないという結果となった。

「自転車利用時乗車用ヘルメット着用の死亡リスク」7以上知らな

自転車事故において、乗車用ヘルメットを着用しない場合、死亡率は約3倍高くなると言われている。こうした事実を知っていたかを聞いたところ「知らなかった」と回答したのは70.8%(354人)で、7割以上の人が乗車用ヘルメット非着用の死亡リスクを知らないことが明らかになった。さらに「乗車用ヘルメットを着用しない場合、死亡率は約3倍高くなる」という事実を受けて、子どもに乗車用ヘルメット着用を勧めるかを聞いたところ、64.6%(323人)が「勧める」と回答した。

【調査概要】※au損保調べ
調査方法:インターネットによるアンケート
対象者: 年1回以上自転車を利用している中高生の保護者
対象地域:日本全国
回答者数:500人(中学生の保護者250人、高校生の保護者250人)
実施時期:2022年11月10日~2022年11月14日
・本調査では小数点第2位以下を四捨五入しています。

こちらもどうぞ