au損害保険は、東京都在住で週1回以上自転車通勤をし、かつ勤務先から自転車通勤を認められている会社員の男女500人を対象に、新型コロナウイルス感染症が通勤形態に与えた影響を調査した。それによると8割近くが、自転車通勤を始めた時期を新型コロナの流行後と回答した。
新しく始めた理由「公共交通機関での通勤を避けるため」95.7%
政府から発表された「新しい生活様式」および東京都から発表された「新しい日常」では、いわゆる「3密(密閉、密集、密接)」を避けるため、公共交通機関と徒歩や自転車との併用が示されている。こういった状況の中、自転車保険も販売するau損保が、新型コロナの流行が始まった後、どれくらいの人が自転車通勤を新しく始めたのか、自転車通勤への関心は高まっているのかといった新型コロナが通勤形態に及ぼした影響について調査し、この度発表した。
自転車通勤を始めたタイミングを尋ねたところ(単一回答)、日本で新型コロナの流行が始まった後、新たに自転車通勤を始めた人は23.0%(115人)。この115人にその理由を尋ねると(複数回答)、「公共交通機関での通勤を避けるため」が95.7%(110人)と、ほぼ全員という結果となった。つまり「4人に1人が新型コロナの流行後に新たに自転車通勤を始めた」ことが分かった。
新型コロナ感染のリスクが下がっていると感じる 88.0%
また自転車通勤することによって、公共交通機関で通勤するよりも新型コロナの感染リスクが下がっていると感じるかどうかを尋ねたところ(単一回答)、「感じる」60.8%(304人)と「やや感じる」27.2%(136人)を合わせると計88.0%(440人)となった。感染リスクが下がっていると感じる人が9割近い結果となり、自転車通勤が新型コロナへの感染防止に役立っていると感じられていることが分かるという。
※au損保が行ったこの調査における「自転車通勤」の定義は、週に一回以上、自宅から勤務先まで自転車で通勤していることを指す。自宅から最寄り駅まで、また勤務先の最寄り駅から勤務先まで自転車を使っている場合等は含まない。