自転車を利用するほとんどの人が「車道を走るのは危険だと思っている」ことが判明 au損保が調査

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au損害保険は、全国の自転車利用者の男女1,000人を対象に、自転車の車道通行に関する調査を実施しその集計結果を発表した。それによると、ほとんどの人が自転車は原則車道の左側を走らなければならないことを理解しているものの、9割以上が危険だと感じていることが分かった。

車道を走ることを危ないと思う自転車利用者 95.2%

au損保が今回実施したのは、自転車が原則車道の左側を走らなければならないことについての意識調査で、全国の自転車利用者の男女1,000人に対しておこなったもの。まず、自転車は原則車道の左側を走らなければならないという道路交通法上の義務については93.7%が知っていると答え、基本的な知識は浸透していることが明らかになったが、同時に、95.2%もの人が「車道を走るのは危険」と答えた。

危険と思う理由は「自動車との間隔が近いから」 85.8%

さらに、先の質問で自転車で車道を走ることを「危ないと思う」もしくは「やや危ないと思う」と答えた自転車利用者952人を対象その理由を尋ねたところ(複数回答)、「自動車との間隔が近い」が85.8%(817人)、「後ろから来る自動車が見えにくい」71.6%(682人)、「自動車の通行スピードが速い」68.8%(655人)、「駐停車している自動車を避けるのが怖い」62.8%(598人)、「交差点で左折してくる自動車が怖い」51.3%(488人)、「異素材部分(側溝のふたやマンホール、道路上の白線など)で滑る」40.5%(386人)と、ほとんどの人が車道での走行環境に厳しさを感じていることが明らかになった。

しかし、au損保が2020年3月26日に発表した調査では、東京都の自転車事故未遂および自転車事故経験者755人にその発生場所を尋ねたところ(複数回答)、トップは「歩道」46.9%(354人)、次いで「自転車専用レーンがない車道」31.4%(237人)と、車道よりも歩道での事故の方が多いという結果が出ている。そこで今後au損保は、専門家の監修の元、自転車での車道通行と歩道通行の安全性を検証する実験を行うことを予定しているという。

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