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元ツール王者ベルナル、手術終え集中治療室に 全治、競技復帰時期ともに不明

©️A.S.O./Pauline BALLET

2019年のツール・ド・フランス王者エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス・グレナディアーズ)が、母国コロンビアでのトレーニングキャンプ中に車に激突し、病院へ搬送された件で、チームおよび現地を含む海外メディアでいくつかの情報が更新された。2度の手術を受け、現在は集中治療室で経過観察中だという。

開放骨折を含む複数ヶ所骨折、気胸も

今回の事故の状況について、ベルギーの海外メディアは「タイムトライアルバイクでトレーニング中、時速約50kmの走行中に停車中のバスに激突した」と報じており、引き続き原因は不明だが、走行スピードから考えてかなり重大な事故であったことがうかがえる。

現在の彼の状況について、治療しているコロンビアのサバナ大学病院や、現地メディアによる報道や発表によれば、彼は事故により「右脚大腿骨転子粉砕骨折」「膝蓋(しつがい)骨開放骨折」「外傷性椎間板ヘルニアを併う第5・第6胸椎骨折」「複数個所の肋骨骨折」「血気胸」の怪我を負った。大学の脳神経外科グループが2度にわたる手術にのぞみ、脊髄損傷は回避できた可能性が高いという。現在、骨折した胸椎を守り安定させるため、第3から第8胸椎までを器具固定された状態で集中治療室における経過観察を受けている。

これらの報道から想像される彼の容体は、命に別状はないものの、軽々に競技生活への復帰が期待できる状況だとも、また、復帰できたとしてもトップレベルへの回帰がすぐに期待できる状況だとも言い難い。とにかく、まずは彼の早期の快復と社会生活への復帰を祈りたい。

サイクルジャパン:

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