所属チームレーサーと密に連携して開発
「EXTENZAシリーズ」は、レーシングシーンを想定して生まれた競技用タイヤ・チューブシリーズです。今回のロードバイク用タイヤのフルモデルチェンジでは従来品よりワイドなタイヤ幅までカバーし、チューブレスレディを追加した豊富なラインナップで、様々なレースのシチュエーションに対応します。
前作のR1X/RR2Xの登場以来、ディスクブレーキ仕様のバイクが主流となり、ホイールの高性能化、リム・タイヤのワイド化、チューブレスレディの普及が進みました。加えて、ロードバイクの空力性能は年々と高まり、レース自体もより高速化しています。このような環境の変化に対応しつつ、さらなる性能向上を目指して再設計。「プロがレースで戦えるタイヤ」としてフルモデルチェンジを果たしました。
当社は、エンジニアとチームブリヂストンサイクリングの選手で意見を交わしながら、レーシングタイヤに求められる要件を、一つひとつ分析・評価してきました。国内開発拠点でトッププロと密に連携したレース機材の開発を行えることは、当社の強みです。こうして開発されるプロ仕様のタイヤは、最前線で戦うプロ選手のみならず、一般のホビーライダーにもハイレベルなパフォーマンスをもたらすことが期待できます。
「EXTENZAシリーズ」の特徴
①ワイドリム対応
現在主流のワイドリム(新ETRTO規格)に対応しつつ、トレッド幅を従来品比で15%幅広化。ドライ・ウェット路面でも安定したコーナリングを実現した。トレッド幅を広げると、重量・転がり抵抗などのバランスが崩れるため、選手らの要望をくみ取りながら理想的なバランスを模索した。
②耐パンク性
耐パンク性を改良させようとすると、重量・グリップ・転がり抵抗など、様々な要素に影響を及ぼすが、タイヤの構造から見直すことで理想的なバランスを追求。R1Xの場合、ケブラー製パンクプロテクターの配置変更に加え、トレッド厚をアップさせることで、従来品に比べて突き破りにくさが6%向上している。
③転がり抵抗
本来、転がり抵抗が増加するようなアップデート(グリップ・耐パンク性を向上)を行いながらも、新コンパウンドの採用により、従来品比で4~9%の抵抗減を実現。
④耐摩耗
新コンパウンド自体が摩耗しにくい特性を持つため、トレッド面が削れることによる形状の変化が起こりづらい。これにより、耐摩耗性が27%向上。初期性能が長く続く。
※従来品R1X:F301131BL(R1X-7025)RR2X:F301156BL(RR2X725A)
「EXTENZAシリーズ」製品概要
特設ページを開設
「EXTENZAシリーズ」特設ページにて、開発者×チームブリヂストンサイクリング選手のクロストークを掲載しています。新モデルを開発する上での開発のこだわりや苦労したエピソードを是非ご覧ください。