フルームがイネオスでのツール出場を表明 チームは「トリプルエース」体制で臨む予定

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ツール・ド・フランス通算4度の優勝を誇る第一人者のクリス・フルームが、今年8月末から開催のツールにチームイネオスで出場すること、チームは自分を含む優勝経験者3人のトリプルエース体制で臨むことを明らかにした。イタリアメディアのインタビューに答えたもの。

「バランスの取り方は分からないが、解決策を見つける」

フルームは現地時間5月27日、伊スカイスポーツの番組にゲストで登場し、オンラインインタビューを受けた。内容は地元ジロ・デ・イタリアに関するものが多かったものの、8月29日開催予定のツール・ド・フランス出場に関して聞かれ、チームイネオスで出場することを明言した。

ただチームイネオスはフルームも含めゲラント・トーマス(英国)、エガン・ベルナル(コロンビア)と近年のツール覇者を軒並み抱えており、この3人全員をエースとしてツールに臨むことを示唆している。このことについて聞かれたフルームは「最も大切なことはチームとしての勝利。3人のバランスについてチームがどうするかは分からないが、いずれにしろ解決策を見つけるだろう」と答えた。

フルームとツール出場をめぐっては、2020年で契約期間が終了することから移籍の可能性が取りざたされている。これまでにイスラエル・スタートアップネイション、モビスター、バーレーン・マクラーレンが移籍先候補としてメディアの話題になっているが、いずれも確定的な情報は出ていない。また、もちろんチームイネオスと契約延長する選択肢もある。フルームは移籍については、スペイン紙「マルカ」のインタビューで「ここ数週間か数ヶ月のうちにはっきりさせなければならない」としており、移籍の可能性について否定していない。

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