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【更新】5月初旬までのほぼ全ての主要レースが中止・延期へ 新型コロナの影響甚大に

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欧州での新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、自転車界にも甚大な影響を及ぼし始めた。各国政府が感染対策を強化し、UCIが管轄下のレース開催見直しを各国主催団体に要請する中、5月初旬までの主要レースのほぼすべてが延期・中止の措置がとられた。詳細をまとめる。

主要クラシックレース、ほぼすべて延期

例年の開催日程では、ジロ・デ・イタリアが開催される5月初旬までは、欧州では古くから開催されているワンデーレース(クラシック)と、1週間程度の期間で開催されるステージレースが並行して開催される。今年も例年通りのカレンダーが組まれていたが、3月14日で「パリ〜ニース」が途中打ち切りになってからの開催日程は、まさに壊滅的だ。

まずベルギーを中心としてこの時期開催されているはずだったクラシックレースのほとんど、具体的に言えば4月3日までのレースは、UCIの要請およびベルギー政府の決定により中止・延期となっている。さらに3月17日にベルギー政府が新たに4月5日までの期間、感染予防対策を強化すると発表したため、4月5日開催予定だったクラシックレース頂点のひとつ「第105回ロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル)」の延期が決まった。

またその後に続くクラシックレースを主催するASO(ツール・ド・フランスも主催する欧州有数のスポーツイベント運営団体)も「パリ〜ルーベ(4月12日開催)」、「ラ・フレーシュ・ワロンヌ(4月22日開催)」、「リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(4月26日)」の開催延期を発表した。これにより「アムステルゴールドレース(4月19日)」以外の春のクラシックレースはすべて延期となった。つまり、秋開催の「イル・ロンバルディア」以外の5大クラシックレースすべてが延期の憂き目を見たことになる。

ステージレースも延期・中止 日程再設定は困難を極めるか

この措置はもちろん同時期に開催されるはずだったステージレースにも影響している。スペイン・バスク地方で開催される「イツリア・バスクカントリー(4月6日〜)」は延期、スイスで開催の「ツール・ド・ロマンディ(4月28日〜)」は中止が決定した。その後の「ジロ・デ・イタリア」の開催延期も決まっていることから、5月末までの主要レースのほとんどが延期か中止になり、カレンダーに大きな穴が生まれることになった。

主要レースの多くは管轄団体であるUCI(国際自転車競技連合)に日程の再設定を要請しているが、当然、6月以降の日程はオリンピックも含め多くのレースがすでに組まれているため、この要請の実現は困難を極めることが予想される。結果として多くのレースが中止に追い込まれる公算が大きい。

さらに欧州における感染拡大局面はいまだ収束の気配を見せておらず、すでに延期となったジロ・デ・イタリア以降の日程に影響が出る可能性も否定できない。日本の関係者も含め、自転車界に関わるものすべてが戦争中にもなかった異常事態に直面しようとしている。

【追記】アムステル・ゴールドレース中止決定

現地時間3月18日、「アムステル・ゴールドレース」主催者が4月19日開催予定の大会を中止すると発表した。これで「ジロ・デ・イタリア」を含めると、事実上5月末まですべての国際レースが延期、もしくは中止となった。なおこれより先にUCIは声明を発表し、4月30日までの全レースを停止するとともに、シーズン終了を10月20日から11月1日まで約2週間延長する可能性を明らかにしている。

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