モジュールストラクチャー製法を採用した「C68 Gravel」発表｜COLNAGO

2024年2月6日ニュース,製品情報

「COLNAGO（コルナゴ）」が、モジュールストラクチャー製法を採用したC68シリーズの新モデル「C68 Gravel」を発表した。以下、ニュースリリースより紹介。

Unlike any other 一線を画す

「C68 Gravel」は、本格的なオフロードでのサイクリングを目的として設計されました。Cシリーズのコンセプトである＂究極のライディング体験＂をグラベルロードバイクでも実現するために、イタリアの職人によるハンドメイドで組み上げられます。熟練した経験豊富な職人の繊細な技術によって組み立てられる C68 Gravel は、卓越した芸術性や美しさ、高いパフォーマンスを有しています。そして、本格的なグラベルライドにおいてその本領を発揮する、クラフトマンシップの結晶のようなロードバイクに仕上がりました。芸術性と実用性を兼ね備えているからこそ、C68 Gravel は、従来のグラベルロードバイクとは一線を画すロードバイクといえるのです。

C68 の最後のピースを埋めるモデル

C68シリーズは、最先端の技術と熟練の職人技の融合によって作られるコルナゴのフラグシップモデルです。Cシリーズ最大の特徴である、剛性の高いラグド製法を引き継ぎながらモノコックのような洗練された美しいフレームを実現するモジュールストラクチャー製法を採用しています。その独自の設計思想によって柔軟性が向上し、他のハイエンドロードバイクでは体感できない快適で心地よいライドフィーリングが特徴です。

そしてC68 Gravel は、純粋なロードモデルである「C68 Raod」、幅広い路面コンディションに対応できる最大35mmのタイヤクリアランスを備えた「C68 Allroad」に次ぐ、本格的なオフロードロードバイクとして誕生しました。そして C68 Gravel がラインナップに加わることで、同じ設計思想を持った複数のロードバイクで構成されるCシリーズが完成しました。さまざまなライドスタイルに合わせたモデルの選択をしていただける共に、どのC68でもイタリアらしいライドフィールと高いパフォーマンスを感じていただけます。

過去と未来を結びつけるロードバイク

コルナゴの歴史はレースとの関係性を切り離すことができません。その中でも伝統的なワンデーレース＂パリ〜ルーベ＂でコルナゴは、初のカーボンラグフレーム「C40」で５回の勝利を収め、サイクリングの歴史にその地位を確立してきました。しかし、過酷なパリ〜ルーベを当時、まだ新しい技術だったカーボンフレームのロードバイクで制するのは容易ではありませんでした。レースを究極のテストを称し、試行錯誤を繰り返した結果の大勝利でした。

そしてCシリーズの伝統を受け継ぎ、オフロードへの敬意を表したロードバイクが「C68 Gravel」です。複数のカーボンパーツを組み上げていく作業には高度な技術が必要で、まるでオートクチュールにように１台ずつ丁寧に仕上げられていきます。それは、初のカーボンラグフレームを採用したC40から現在に至るまで、職人たちによって受け継がれてきた他に類を見ないコルナゴの技術です。

グラベルモデル独自のジオメトリ

グラベルサイクリングの世界では、精度が最も重要です。C68 Gravel は、C68 Roadとは異なるジオメトリをとっています。険しい山岳地形やダーティなオフロードまで、あらゆるシーンで快適さと高いパフォーマンスを追求するため、C68 Raod に比べてリーチが短く、スタックが高く設計されています。人間工学によるアグレッシブなポジション設定により、ライドが難しい場面でも最適なハンドリングが可能です。また、高速グラベルツーリングにも最適な最大42mm幅のタイヤクリアランスを設けています。

C68 Gravelは最大42mm幅のタイヤまで対応可能。C68 Allroadは最大35mm、C68 Roadは最大30mmまでとなっている。
細部に至るまでグラベルモデルとしてブラッシュアップされています。チューブ形状が改良され、シートクランプもより強力な締め付けシステムと、改良されたゴム製カバーが採用されました。

さらにハンドルは CC.01の強化版「CC.01 WIDE」を採用しました。モノコックカーボン製のCC.01 WIDE は、CC.01と比べてハンドル幅が広くなり、リーチは72.50mm、ドロップは120mm、ステム角度は82度で設計されています。ドロップのベースが広いため、下り坂でのバイクコントロール性が大幅に向上し、同時にコクピット上部の幅をコンパクトにするという現在のトレンドにも対応しました。

G3-Xとの違い

C68 Gravel 510（緑部分）と G3-X 520（ベージュ部分）のジオメトリ比較

レース志向のグラベルロードバイク「G3-X」と比較すると、「C68 Gravel」は安定性の向上と、あらゆるシーンでの快適なライディング体験を重視してジオメトリが設計されています。短いステムの取り付けを可能にするために、リーチスタック比が増加し、ライダーがハンドルを最大限にコントロールできるようになりました。これに加え、全サイズで Ss° を 70.5 に短縮し、ホイールベースを延長することで、特に悪路での自転車の安定性と安全性がさらに向上しています。

硬い砂利を含むあらゆる地形への適合性を向上させるため、スタックが高く、リーチが設計されています。

互換性

Cシリーズのコンセプト基盤に互換性の高さが挙げられます。ケーブル内装に対応したDISCシステムであれば、ほとんどのブランドや構成のドライブトレインに対応しています。また、フロントシングルであれば、電動式、機械式のどちらのグループセットも使用可能です。

限りなくイタリア製

コルナゴはCシリーズをイタリアで作り続けることに最も誇りを持っています。Cシリーズはロードバイクにおける伝統と革新の融合であり、C68 Gravel もイタリアの熟練した職人によって厳密な管理の元に製造されています。コルナゴの職人たちが持つ技術によって生み出される完璧なロードバイクは、イタリアのクラフトマンシップの証です。そしてC68 に乗ることによって、ヨーロッパの伝統であるロードレースや、イタリアンロードバイクの本質を感じていただけることに自信を持っています。

サイクリングに対する個性豊かな伝統と揺るぎない情熱、優れた製造技術で知られるイタリアだからこそ生み出すことができるロードバイクに、私たちは誇りを持っています。