UCI(国際自転車競技連合)が2020-2021シーズンのUCIシクロクロスワールドカップのカレンダーを発表した。11月1日の第1戦から1月24日までの全11戦で、昨シーズンから2戦増だが、コロナ禍の影響で例年秋、開幕シリーズとして行われるアメリカ大会などが来シーズンへ繰り延べられている。
コロナ禍で全14戦予定が11戦に 開催地もベルギー中心
UCIの発表によると、2020-2021シーズンのUCIシクロクロスワールドカップは、11月1日開催の第1戦(オーベレルエイセ/ベルギー)から1月24日開催の最終戦(ホーヘルハイデ/オランダ)までの合計11戦。当初UCIは14戦を予定していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受け、大会数を減らして開催する。
例年、9月のアメリカ大会で幕開けしていたものの、今季はトレック本社が冠スポンサーを務めるウォータールー大会とアイルラウンドのダブリン大会、そしてベルギーのアントワープ大会が2021-2022シーズンに延期された。また、ゾンホーフェン(ベルギー)大会も12月13日に延期され、これらによって11月1日のオーベレルエイセ大会が開幕戦となった。今回発表されたワールドカップはエリート男女カテゴリー(女子はU23を含む)で、男子U23と男女ジュニアカテゴリーについて、そして主だった「オフロード」カテゴリーのカレンダーについても後日発表が行われる。
UCIのダヴィ・ラパルティアン会長は日程発表に合わせコメントし「ロードとMTBに続く重要なカレンダーを発表できたことは、選手や全ての関係者にとって素晴らしいこと」とコメント。「主催者の前向きな姿勢に感謝すると同時に、ウォータールーとダブリン大会がなくなったことは残念に思っている。新しいカレンダーでは、各国の衛生情勢を踏まえながら開催に向けて取り組む」とした。
UCIシクロクロス・ワールドカップ 2020-2021シーズンカレンダー
11月1日 | オーベレルエイセ(ベルギー) |
11月15日 | ターボル(チェコ) |
11月22日 | コクサイデ(ベルギー) |
11月29日 | ブザンソン(フランス) |
12月6日 | ワハテベーケ(ベルギー) |
12月13日 | ゾンホーフェン(ベルギー) |
12月20日 | ナミュール(ベルギー) |
12月27日 | ディーヘム(ベルギー) |
1月3日 | フルスト(オランダ) |
1月17日 | ヴィラール(スイス) |
1月24日 | ホーヘルハイデ(オランダ) |