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【東京五輪】コロンビアのマルティネス、新型コロナ陽性で出場断念

©️RCS sport

5月のジロ・デ・イタリアにも出場し、東京五輪の出場メンバーにも入っていたコロンビア代表のダニエル・マルティネス(イネオス・グレナディアス)が新型コロナウイルスに感染し、出場を断念することが発表された。代替メンバーは今後選定される見込みだが、進境著しいコロンビア勢の中でも有望の若手だけにコロンビア代表にとって大きな痛手だ。

国内選手権タイムトライアル2連覇、ジロでもベルナルを献身的に支える

5月に行われたジロ・デ・イタリア第17ステージでの献身的なアシストは記憶に新しい(左が個人総合優勝のベルナル、右がマルティネス)©️RCS Sport

ダニエル・マルティネスは現在25歳の気鋭の若手ステージレーサー。2018年にEFエデュケーションファースト(当時)に加入以来すぐに頭角を現し、2019年のコロンビア国内選手権タイムトライアルを制覇。ほぼ同時期にパリ〜ニース第7ステージを制し注目を浴びた。2020年に入るとさらに成長を遂げ、ツール・ド・フランスの前哨戦である「クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ」で総合優勝、そしてその後ツールの第13ステージで区間優勝。国内選手権も連覇し、名だたる陣容のコロンビア勢の新世代として評価を上げている。

今年は常勝軍団イネオスに移籍、ジロ・デ・イタリアでは年下だが同国のトップレーサーであるチームメイト、エガン・ベルナルをアシストとして支え、個人総合優勝に導いた。特にベルナルが不調で失速した第17ステージでは直近でアシストし牽引し続け、さらなる後退を押しとどめるなど献身的な働きが印象的だった。東京五輪にベルナルは出場しないが、元チームメイトで山岳の多い東京五輪ではエースとなるだろうリゴベルト・ウラン、重鎮でツールでも山岳ジャージを争ったナイロ・キンタナを支える重要なメンバーとして期待されていただけに、代表チームとしては戦略を見直さざるを得ない痛手となるだろう。19日(現地時間)、マルティネスは自身のインスタグラムに動画を投稿し東京五輪に出場できないことを自ら発表し心境を告白している。

サイクルジャパン:

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