国内メーカーから「バッテリーの存在が分からない」オシャレな電動アシスト自転車登場
国内のオートバイパーツメーカー「デイトナ」から、ポタリングに特化した電動アシスト自転車が2種発売された。いずれも電動アシスト自転車には不可欠のバッテリーが、一見どこにあるか分からないオシャレな街乗り自転車だ。価格も低めで、ママチャリ然としたフォルムが不満な向きにぜひ注目してもらいたいモデルとなっている。
ミニベロとクロスバイクの2モデル
オートバイのカスタマイズパーツ販売を主な事業とするデイトナ。自転車販売を手がけるにあたり重視したのは、ニーズはあるがこれまで出ていない自転車。このコンセプトを基に、電動アシスト自転車ではまだ少ない、街乗りしたくなるようなオシャレな自転車の開発販売を手がけている。
この春、発売された新しいモデルは2種類で、700Cタイヤ、ホリゾンタルフレームを採用したクロスバイク「DE02」と、20インチタイヤのミニベロ「DE03」だ。どちらも、明るめのカラーであることもあいまって、お出かけしたくなるような美しいフォルムを持つ。そして何よりも特徴的なのは、一見して電動アシスト自転車だとは思えないこと。果たしてバッテリーはどこに?
バッテリーまで「おしゃれアイテム」に見えるデザイン
実はバッテリーは、サドルの後ろにあるサドルバッグのようにあしらわれているパーツだ。オシャレさを保つため、ブラウンレザーバッグに内蔵するかたちで搭載している。ワンタッチで脱着できロックもかけられるようになっており、利便性と防犯性能を併せ持っている(特許申請中)。肝心のバッテリー能力だが、容量6.6Aで約45~50kmのアシスト走行が可能で、街乗りなら十分なスペックだ。携帯電話等の充電が可能なUSB出力端子も装備され、使い勝手も考えられている。
DE02、DE03ともに値段もそれぞれ15万以下におさえられていてコストパフォーマンスも高い。国内のメーカーでは珍しいポジショニングのモデルは、街乗りをオシャレな自転車で楽しみたいと考えるライトユーザーの支持を受けそうだ。