ドコモ・バイクシェアとHELLO CYCLINGが提携、ポート相互利用可能に 共同調達も検討
ドコモ・バイクシェアとOpenStreetが、両社がそれぞれ提供する「バイクシェアサービス」「HELLO CYCLING」で利用できる電動アシスト自転車を、双方のポートで利用・返却できるポートの共同利用に関し、業務提携に合意したと発表した。今後はさらなる協業についても検討していくという。以下、プレスリリースより紹介。
提携内容
両社サービスの特徴として、ドコモ・バイクシェアは都心部を、OpenStreetは郊外住宅地を中心にポート設置しています。両社のポートを共同利用することで、両社の資源を最大限に活用でき、お客さまはより多様な場所への移動にシェアサイクルを利用できるようになります。これにより、幅広いエリアへ早期にサービス提供が可能となります。なお、ポート共同利用に係る具体的な仕様については、現在、両社で協議中となるため、決定次第、別途公表を予定しています。
(1)ポートの共同利用
両社がそれぞれ提供する電動アシスト自転車を、双方のポートで利用・返却できる「共同利用」を実現します。双方でリアルタイムに在庫情報を共有するシステムの連携、車両側で相手企業のポートへの返却を判定する仕組みの構築、双方の利用料金を按分するシステムを設計・構築をします。これにより、お客さまはより多くの利用開始・返却場所を選択することが可能になり、利便性が大幅に向上します。
(2)オペレーションの効率化
両社の自転車やバッテリーは共通のメーカーから調達しており、 再配置やバッテリー交換を連携することによるオペレーションの最適化や、コストの効率化が可能です。オペレーション最適化により、車体配置の最適化・バッテリー交換頻度の向上が実現しさらなる利便性の向上を図ります。
(3)共同調達の検討
両社が採用する車体、車体の修理用備品やポートのラックなど、共通の備品が多く存在します。これらの資材を共同調達することにより、よりコストパフォーマンスの高い事業運営を実現します。持続性の高い事業として、シェアモビリティ事業が継続的に成長することを目指し、協議を進めていきます。
今後、業務提携契約を両社で締結し、2025年度にポートの共同利用の実現を目指します。 ポートの共同利用を通して両社のアセットを最大限活用することで、シェアモビリティ事業に大きなシナジーを生み出し、地域住民の皆様や観光目的での利用等、多くのお客さまにより良い移動体験を提供していきます。