不動の人気を誇るGPS サイクルコンピューター「ELEMNT BOLT(エレメント ボルト)」がアップデートした。カラーディスプレイ、メモリ増強、オンデバイスナビゲーションなど多くの機能強化が図られている。
空気抵抗を削減するGPSサイコンの代名詞、カラーディスプレイ搭載でより使いやすく
マウントと一体化したデザインで空力性能を高め、1.5Wの削減を実現したとするELEMNT GPSシリーズ。開発にあたりCFD(数値流体力学)試験を行っており、40kmのタイムトライアルで平均時速21マイル(時速約34km)で走行した場合、約12.6秒短縮できるという結果を公表している。この特徴は多くのプロチーム、レーサーに支持される要因となっており、2021年のシーズンでは、ボーラ・ハンスグローエ、ドゥクーニンク・クイックステップ、AG2R、アルケア・サムシック、チームDSM、コフィディス、トレック・セガフレード、アルペシン・フェニックス、アレBTCリュブリナ、 ラリー、チームトゥエンティ24など11のプロサイクリングチームがをELEMNT BOLTを使用。国内では、マトリックスパワータグ、宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、弱虫ペダルサイクリングチームが順次使用する予定だという。
その空力性能はそのままに、今回大幅に機能をアップデート。なかでも旧モデルとの最も大きな変更点はカラーディスプレイの採用だ。視認性に優れる64色のハイコントラストスクリーンを採用し、ライドデータやマップなどの視認性が大幅に向上した。また各データ項目の背景をハイライトしたり、特定のデータ指標を目立たせる機能も実装。環境光センサーによるバックライト輝度の自動調整も行われ、朝焼けや夕暮れといった時間帯でもはっきりと見える視認性を確保する。またディスプレイ表面は擦り傷のつきづらいゴリラガラスを採用、耐久性も向上させた。
スマートナビゲーション機能追加!単体での操作性が向上
また、これまで上位機種「ELEMNT ROAM」だけに実装されていた「スマートナビゲーション」をBOLTにも搭載した。これにより、ルートを外れた際のリルートやスタート位置へのガイダンス、目的地変更を連携するスマートフォン上での操作なしで行えるようになった。ライドに集中したいサイクリストにとってこれは嬉しいアップデートだろう。
「ELEMNT BOLT」SPEC
価格:38,500円
5月25日よりWahoo販売店およびwahoofitness.comにて発売
電池のタイプ:リチウムイオン
バッテリー寿命:15時間
耐水性:IPX7
重量:68g
画面の解像度:240×300ピクセル
サイズ:L 4.7cm × W7.7cm ×D2.1cm
カラーディスプレー: 64色
ディスプレイサイズ:5.6cm
センサーGPS, GALILEO, GLONASS
製品内容:ELEMNT BOLT本体、ステムマウント、エアロマウント、クイックスタートガイド、USB-C 充電ケーブル、重要製品情報ガイド、ELEMNT BOLT
互換性
iOS12以降、Androidの互換性については、弊社サポートサイトを参照、Bluetooth、ANT+