2020年7月9日、さきほど現所属のチームイネオスから今シーズン限りでの移籍が発表されたクリス・フルーム(英国)が、2021年シーズンより新興チームのひとつ「イスラエル・スタートアップネイション」に移籍することが発表された。しかも発表によると、フルームはキャリアの最後までチームに所属し、このチームで現役を終えるという。
チーム代表「歴史的な瞬間だ」
さきほどの衝撃的な移籍発表から間髪入れず、さらに驚きのニュースが入ってきた。今期よりUCIワールドチームとして参戦している新興チーム「イスラエル・スタートアップネイション」に、2021年シーズンからクリス・フルームが加入することが発表された。しかも驚くべきことに、フルームはこのチームでキャリアを最後まで全うするという。つまり異例の、しかもおそらく無期の長期契約だ。
この移籍について、チーム代表のシルヴァン・アダムズ代表は「これはチームにとって歴史的な瞬間だ」と嬉しさを表現。「彼は当代最高のライダーだ。私たちは、彼がさらにツールやグランツールの勝利を重ねられるよう共に歴史を築きたい」と意欲を見せた。また、マネージャーのカールストロム氏も「彼をエースとしてグランツールを狙うチームを作り上げることを約束する」と、フルームが求めているエースとしての扱いを確約した。フルームも「ファミリーに加わることに非常に興奮している。これまでと同様にチャレンジできることが楽しみだ」と、来シーズン以降もグランツール獲得に挑戦し続けることを表明した。
この電撃的な発表に、現在同チームの公式Webサイトにはアクセスが殺到し繋がりにくくなっている。