フルーム、アシストでツールへ参加決定 所属チームが発表
第108回ツール・ド・フランスの開幕が来週末、6月26日(土)に迫ってきた。参加予定チームから出場メンバーの発表が始まる中、イスラエル・スタートアップネイションに所属するグランツール現役最多勝利数保持者、クリス・フルーム(イギリス)の出場も発表された。ただしエースではなく、キャプテンとしてチームを統率し、マイケル・ウッズ(カナダ)を支える。
「ツールに戻るのが待ちきれない」
2019年のクリテリウム・ド・ドーフィネで落車し体の複数箇所に大ケガを負ってしまったフルームは、ケガは完治しているもののパフォーマンスとしては未だ回復途上にある。異例の「終身契約」を結び、今季からイスラエル・スタートアップネイションに所属しているが、まだエースとして臨んだステージレースはない。チームはこうした状況の中で、フルームはチームのキャプテンとしてツールに向かい、エースのマイケル・ウッズ(カナダ)を支えると発表した。
And here it is!
We are happy to announce that @ChrisFroome, will line up for this year’s Tour de France in the blue and white colors of ISN.
🎙️“After two years away from the Tour de France I can’t wait to get back."
Full announcement: https://t.co/2oYPvUor4v
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🇫🇷 #TDF2021pic.twitter.com/26NNBsD7HX— Israel Start-Up Nation / Israel Cycling Academy (@TeamIsraelSUN) June 15, 2021
発表の中で、フルームは「2年ぶりのツール、戻ってくるのが待ちきれない。2019年のドーフィネでの落車以来困難が続いていたが、(ツール出場は)最も大きな復帰目標のひとつだった。今年はリーダーではないが、キャプテンとしてできる限り、自らの経験とサポートをチームにもたらしたい。マイケル・ウッズという強いエースがいる。彼とチームに全力を尽くすことを楽しみにしている」とコメントしている。