2019年7月5日、女子サイクルロードレース界最高峰とされるステージレース「ジロ・ローザ」が開幕した。初日はチームタイムトライアルが開催され、キャニオン・スラムがトップとなった。日本チャンピオン與那嶺恵理が所属するアレ・チポッリーニは15位だった。
全10ステージ、例年より平坦が少ない厳しいレイアウト
今年の日程は7月5日(金)から7月14日(日)までの10日間。全10ステージの内訳は、そのうち山岳ステージ4つ(山頂フィニッシュ3つ)、チームTTが1、個人TTが1。残りのステージはいわゆる平坦のカテゴリになるレイアウトだが、アップダウンの激しい設定が多く、穏やかなレイアウトは最終ステージしかない。さらにチームTTが1、個人TTともに登り基調となっており、ここ数年のうちでもかなり厳しいレイアウトと言えるだろう。
第1ステージ、チームタイムトライアル
ジェノヴァ近郊で開催された第1ステージのチームタイムトライアルは、最初に丘を登って下り、その後また登っていくタフでテクニカルな18km。先日日本選手権を制した與那嶺恵理(既報)が所属するアレ・チッポリーニも参戦、與那嶺もチームの一員として積極的にローテーションに参加し、全体の15位でレースを終えた。なお時間的関係で日本チャンピオンジャージは着用しなかったもよう。
ジロ・ローザは休息日なしの連続10日間のステージで、全921.1kmを走破する。第2ステージは現地時間7月6日に開催される。