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AIによる放置自転車監視で実証実験 神戸市と企業が29日から

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放置自転車の抑制にもAIを。2019年11月27日、AIによる映像解析システムを開発・運営しているフューチャースタンダードが、「AIを使った放置自転車監視の実証実験」を神戸市と協働で行うと発表した。市が抱える課題を、スタートアップと協働で解決するプロジェクトの1つとして、日本初の事例に取り組む。

Urban Innovation KOBE」の一環として

今回の実証実験区域は、旧居留地も含む観光エリアだ

多くのインバウンドも含め、人気観光地を多く抱える神戸。神戸市ではかねてより道路環境整備のために撤去や駐輪場の整備を行っているが、放置状況の詳細な現状把握が十分でないため満足な対策が行えていないという。その解決に向け、市の課題をスタートアップと協働で取り組むプロジェクト「Urban Innovation KOBE」の枠組みを活用する。

この枠組みは神戸市が課題テーマを提示し、解決できる技術を持つスタートアップが応募してプロジェクトを組むもので、市は課題テーマのひとつに「放置自転車撤去の効率化ツール実証開発」を提示していた。これに対し、画像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を展開する東京のスタートアップ、フューチャースタンダードが応募した。同製品は、カメラ等の映像解析アルゴリズムをすでに構築済みのAIを導入できるプラットフォームで、導入までの速さとコスト面に強みを持つという。

今回の実証実験では、浪花町筋および地下鉄海岸線苅藻駅自転車置場にあるカメラの映像解析に「SCORER」を用いて、曜日や時間帯毎の放置傾向や駐輪している時間など、放置自転車の多い箇所の状況を詳細に把握し、データに基づいた効果的な放置自転車対策を立案するという。具体的には、映像解析で自転車台数のカウントや自転車放置後の人の移動方向を把握。同時に解析データの精度検証、最適なカメラ位置の検討を行い、実用化に向けて可能性を確認する。期間は2019年11月29日から12月5日まで。

※Urban Innovation KOBE
神戸市が抱える地域・行政問題を、スタートアップと行政職員が協働することで解決する、2018年度から開始された国内自治体で初めてのプロジェクト(当時)。市が課題テーマを提示し、その課題解決を目指すスタートアップやエンジニア、NPOなどを広く公募する。2019年上期は37社の応募の中から7企業が選ばれ、約4ヶ月に渡る協働開発後、市民によるテスト利用や市役所業務の中での試行導入、実証実験を通じて新たなサービス開発を目指す。2019年下半期からは市外にも区域を拡大し「Urban Innovation JAPAN」となり、姫路市も参画した。

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