日本のサイクリングファンに待望のニュースだ。先日体制発表したばかりのNTTプロサイクリングに、日本選手権王者の入部正太朗が加入することが発表された。チーム内の競争を勝ち抜けば、来年のツール・ド・フランスで、久方ぶりに日本チャンピオンジャージが駆け抜ける。
「全身全霊をかける」
入部選手は早稲田大学からシマノレーシングに加入し、これまで7年間シマノレーシング一筋。2019年シーズンは終始好調を維持し、6月の日本選手権ロードで初優勝。第一人者の新城幸也(バーレーン・メリダ)を最後のスプリントで満を持して抜き去り、悲願の優勝を遂げた勇姿は記憶に新しい。
入部選手はチームのニュースリリースで「競技を始めてずっと目標にしていた世界トップカテゴリーのチームで世界に挑戦する事が出来、この上ない幸せだ。30歳からの挑戦は決して簡単ではないが、全身全霊をかけてチームのために走る」とコメントを発表した。チーム内の競争を勝ち抜けば、6月のツール・ド・フランスで、ひさしぶりに日本チャンピオンジャージを見られることになる。