例年秋、栃木県宇都宮市で開催される「ジャパンカップサイクルロードレース」の実行委員会は26日、新型コロナウイルスの影響を踏まえ今年の開催を中止すりと正式発表した。選手や観客の安全を確保すること、また関連して海外外国人選手の招聘と受け入れが困難であることを理由にあげている。実行委員会は次年度の開催は行うとしている。
「観客・スタッフの安全を最優先」「海外選手の受け入れが困難」
毎年、日本のサイクルロードレースシーズンの終わりを飾ってきた名物レースが、コロナ禍で中止に追い込まれることになった。26日、実行委員会委員長の佐藤栄一宇都宮市長名で各方面に正式発表、公式Webサイトにも掲示された。発表によると、現下のコロナ禍の影響を考え、選手・スタッフ等の安全を最優先にすること、また海外の外国人選手の招聘、および宇都宮市への受け入れが困難であることを理由とした。
また来年度は予定通り開催するとし「日本で唯一認定された「UCIプロシリーズ」として、更なる魅力向上を図るとしている。
「ツール・ド・おきなわ」も開催について現状を発表
「ジャパンカップサイクルロードレース」のあと、アマチュアサイクリストの「甲子園」として開催されてきている「ツール・ド・おきなわ」も、今年の開催について発表を行った。現時点では開催に向けて状況を見極めているが、少なくとも開催規模をかなり縮小することは決定的で、状況によっては今年の開催を見送ることも視野に入っているとした。