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コロナ禍で日本人選手が次々と帰国 各国が外出禁止、練習できず苦渋の決断

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新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが止まらない。イタリアでは累計の死者が中国を越え、スペイン等欧州各国でも日毎に感染者が爆発的に増大している。各国政府の中にはここ数日、イベントや店舗の営業禁止措置だけでなく国民に外出禁止を課すところも出始めた。屋外で練習すらできない状況にある選手たちも多い。日本人選手たちは、そのほとんどがチームの求めもあり帰国したようだ。

NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンスの日本人選手は

いまヨーロッパに拠点を置くチームで、日本人選手がもっとも多く在籍するのは「NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス」だ。フランス籍のUCIプロチームということで政府の外出禁止措置の煽りを受けてしまい、所属選手全員が外でトレーニングができない状態。コンディション維持が極めて厳しい状況を脱するため、チームは日本人選手に帰国するよう求めた。

 

チームには岡篤志、石上優大、中根英登、別府史之の4人が在籍しているが、中根選手はツールド台湾終了後たまたま帰国していた。岡と石上の両選手はチームの指示に従い帰国。別府選手はフランスの自宅に留まり、自宅内でトレーニングを続けているようだ。

状況によっては帰国しない選手も

他のトップ選手の状況だが、チームの拠点の状況により判断が分かれているようだ。

NTTプロサイクリングの入部正太朗選手は、チームの要請に応じて帰国したもよう。この時期の帰国者には、日本政府から2週間の自宅待機要請が出されており、入部選手もそれに従い帰国後も室内トレーニングを続けるとしている。

ルーマニア籍の国内チーム、ジョッティヴィクトリア・パロマーに所属する小林海選手はイタリアに拠点を置いているため、帰国を余儀なくされたようだ。

女子で五輪切符をほぼ手中にしている與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ)は現在オランダに拠点を置き、コーチの武井きょうすけ氏とトレーニングを続けているもようだ。SNSアカウントでは練習の様子がアップされている。

いずれにしろ、UCI(国際自転車競技連合)が少なくとも4月末のレース停止を表明し、改めてアナウンスするまでレース再開を求めないとしているため、いつまでこの状況が続くか不明だ。全ての選手が不安を抱えたまま、それぞれの環境でトレーニングを続けることになる。

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