JCLツアーで大落車、増田成幸選手など複数の選手が骨折
2022年10月22日に開催された、JCL(ジャパンサイクルリーグ)プロロードレースツアー2022 第9戦「グリーンシステムコーポレーション湧水の郷しおやクリテリウム」においてレース中に20人規模が巻き込まれる落車があり、救護措置のためレースが中止となった。大会事務局や出場チームの発表によると、命に別状のある選手はいないものの、東京五輪代表の増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)選手など複数の選手が骨折するなど重傷を負っているもよう。
序盤終わりに大落車、救護措置優先でレース中止
この日開催された「グリーンシステムコーポレーション湧水の郷しおやクリテリウム(塩谷町船生の道の駅湧水の郷しおや前特設周回コース、2.8km×30周)」のレース9周目に、逃げ集団を追っていたメイン集団で大規模な落車が発生。巻き込まれた選手の多くが横転して体を打ち付けており、頭部を強打した選手もいたため、救護対応を優先してレースは中止となった。
大会事務局の発表では、複数のけが人がいるものの命に別状のある選手はない。各チームが発表しているところでは、西尾憲人選手(那須ブラーゼン)が右鎖骨骨折、宇賀隆貴選手(チーム右京)が肩甲骨骨折など複数の選手が重軽傷を負っている。東京五輪代表の増田成幸選手も、チームの発表によると搬送先で骨盤骨折が判明したという。
【チーム情報】
JCL湧水の郷しおやクリテリウムで落車した増田成幸選手ですが、搬送先の病院で骨盤骨折と診断されました。
また、及川一総選手、中村魁斗選手は、複数の擦過傷や打撲を負っております。
今後の経過については、各選手の状態を診ながらお伝えさせていただきます。— 宇都宮ブリッツェン🚴♀️ NEXT RACE🏁 10/23(日)JCL那須塩原クリテリウム (@blitzen_PR) October 22, 2022
増田選手といえば、先週開催されたUCIプロシリーズ最終戦、ジャパンカップサイクルロードレースに出場した際、今季限りで宇都宮ブリッツェンを退団しグランツールを目指す新チーム「JCL TEAM UKYO」に移籍することが発表されたばかりだけに、新シーズンへの影響が心配される。なお、明日の次戦「那須塩原クリテリウム」は予定通り開催される。