日本のトップレーサーを集結させ「ツール・ド・フランス」への道を本格的に目指すとして結成された「JCL TEAM UKYO」。その目的達成に向け、いよいよワールドツアーでの戦いが始まる。本日より開催するUCIワールドツアー「Saudi Tour」に精鋭7人を投入する。
片山チーム代表「厳しいレースになるのは間違いないが、絶好の機会」
JCL TEAM UKYOは、2020東京オリンピック・パラリンピックで自転車全競技の運営責任者を務めた片山右京、組織委員会会長 橋本聖子が率いる「日本国籍のチームとして初となるツール・ド・フランス出場、そして表彰台に登ること」を目標に国内トップ選手が集結して発足した自転車ロードレースチーム。その言葉通り、シーズン最初の舞台をトップカテゴリのUCIワールドツアーに選んだ。ツール・ド・フランスの主催者であるアモリ・スポル・オルガニザシオン（ASO）が運営するレースに、日本のプロチームが参戦するのは初めてのことだ。チームによると、主要オーガナイザーに活動が認知されはじめ、ヨーロッパ現地の有識者からも、世界に挑戦するための道筋を指導・示唆してもらうなかで実現したという。
チーム代表の片山右京氏は、「厳しいレースになることは間違いないが、世界への挑戦、自分たちの実力を理解して次に繋げていくためには絶好の機会」と語っている。このレースはスポーツ専門チャンネルJSPORTSが開幕戦から全戦生中継するほか、最終日の3日は無料放送、J SPORTSオンデマンドとYouTube公式チャンネルで無料配信する。
Saudi Tour（サウジツアー）
日 時 ：2023年1月30日（月）～2月3日（金）
場 所 ：サウジアラビア
出場選手：山本 大喜、小石 祐馬、レイモンド・クレダー、岡 篤志、石橋 学、ベンジャミ・プラデス、武山 晃輔
1月30日（月）STAGE1 180.5km
31日（火）STAGE2 184.0km
2月 1日（水）STAGE3 159.2km
2日（木）STAGE4 163.4km
3日（金）STAGE5 142.9km