自転車活用推進計画の骨子明らかに 二度目のWebアンケート実施中

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有識者会議で示された今後のスケジュール

昨年の自転車活用推進法案成立を受け、自転車活用推進計画の検討を進めている「自転車の活用推進に向けた有識者会議」の第3回会合が2月16日に開催されたが、14日に議事録と資料が公開された。また、2回目となるWebアンケートも開始した(27日まで)。

 

スケジュール示される 今年の夏までに計画を閣議決定

有識者会議では、計画の内容を昨年から2回の会合を通じ検討してきたが、この回はそれを踏まえて事務局より計画の骨子が示され、それを元に議論された。計画では実施すべき目標を「自転車交通の役割拡大による良好な都市環境の形成」「サイクルスポーツの振興等による活力ある健康長寿社会の実現」「サイクルツーリズムの推進による観光立国の実現」「自転車事故のない安全で安心な社会の実現」の大きく4つと定め、それに沿った施策メニューを並べている。

この日の議論では概ね異論はなかったが、一部委員が「法律に必要な財政措置をとると書き込まれているので、計画ではしっかりその旨を明記するよう要請する場面もあった。法案が議員立法であることから、計画策定、実施に不安な向きもあるとみられる。

また会議で示された、昨年取られたアンケートで示された結果では、「自転車専用通行帯等の安全な通行空間の整備が必要」「通行空間上の路上駐車が問題」といったユーザー側の意見が多数を占めると同時に、ルールを守らない自転車が多いのでルールの周知徹底を、といったユーザーに対するクレームも非常に多く寄せられていたことが分かった。

 

Webアンケートを実施中

国土交通省では昨年同様に広く意見を募るWebアンケートを現在実施中だ(3月27日まで)。今後はそのアンケートの意見、第4回の有識者会議での意見集約を経て原案がまとめられ、パブリックコメント実施のあと、夏までに閣議決定される予定だ。

なおWebアンケートは設問数も少なく、フリーで意見を自由に書き込めるようになっているので、皆さんも気軽に意見してみてはいかがだろうか。URLは下記。

国土交通省実施、骨子の公表にあたってのアンケート

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