新城幸也選手も所属するUCIワールドチーム「バーレーン・マクラーレン」のタイトルスポンサーであるマクラーレンが、今シーズン限りで撤退することが公式Webサイトのリリースで明らかになった。来シーズンのタイトルスポンサー、体制については言及されていない。
「マクラーレンは4輪レースに再び集中する」
目前に控えたツール・ド・フランスの開幕を前に突然の発表だ。26日付でチームの公式Webサイトに、今シーズン限りでマクラーレンがタイトルスポンサーから撤退することが明らかにされた。リリースでは理由について特に記載がなく、マクラーレンは4輪レースに再度集中するという表現がなされた。
今シーズン開幕前に、チームは「バーレーン・メリダ」から衣替えし「バーレーン・マクラーレン」として再編。マクラーレンが元F1チーム幹部を含めたチームスタッフを派遣するなど相当のコミットを見せていたが、今年に入りコロナ禍で本業の売上が低迷し、人員整理を行うなど経営不振が表面化していた。現時点では撤退後のチーム体制について何も言及されておらず、存続も含めて不透明な状態だ。日本人が所属する唯一のワールドツアーチームだけに今後の動向が気になるところだが、まずはツールでの活躍を期待したい。