ロード用ハイエンドタイヤの最新モデル「MICHELIN POWER CUP」誕生

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「MICHELIN(ミシュラン)」から、最新ロード用ハイエンドタイヤ「MICHELIN POWER CUP」が誕生した。独自のGUMX TECHNOLOGYをコンパウンドに採用し、転がり抵抗も堅牢度も向上させているという。以下、プレスリリースより紹介。

接地面のコンパウンドにこだわった!最新「POWER CUP」

AXIAL、PRO、PRO2、PRO3、PRO4、POWER、そしてPOWER ROAD。ロード用ハイエンドタイヤにおいて、MICHELIN の歴代タイヤは常に世界をリードしてきました。ニューモデルをリリースするたびに追いついてきたライバルたちとのアドバンテージを拡げ、このジャンルのベンチマークを高めてきたMICHELIN。そしてPOWER ROAD 発表より2年を経た2022年の早春。フランスのクレルモンフェランより最新作が届きました。MICHELIN POWER CUPの誕生です。

コンセプトは 「速く安全で安心なタイヤ」

ロード用ハイエンドタイヤは、近年の進化に次ぐ進化により、その基本構造に大きな変化はなく、各部のブラッシュアップがポテンシャルのアップに直結しています。むろん、ここに伸びしろの可能性があり、各ブランドが送り出すハイエンドタイヤの性能が左右されるわけです。MICHELINは航空機から自動車やバイク、自転車など幅広いジャンルのタイヤを製造していますが、それぞれが持つテクノロジーを融通しあえることがメリットであり、これがMICHELINタイヤが持つひとつの個性となっています。

MICHELINのロード用ハイエンドタイヤの基本構造は、大まかに言えば、グリップなど基本性能を左右する表層のコンパウンド、乗り味やタイヤの重量を決めるケーシング、そしてパンクを防止するベルト層で構成されています。この3層の順番を入れ替えたり、TT用タイヤではパンク防止層を除く2層構造にして軽量性を追求するなどして、用途、そしてクリンチャー、チューブレスレディ、チューブラーに、それぞれ最適な性能を与えています。

GUMX TECHNOLOGYをコンパウンドに採用

では、最新のPOWER CUPではどこが変わったのでしょうか。それは表層のコンパウンドです。

クリンチャー、チューブレスレディ、チューブラーともに、ケーシングやパンク防止層については、基本的に前作POWER ROADを踏襲していますが、コンパウンドはGUM-X TECHNOLOGYで統一されています。実はこのコンパウンド、路面状況に左右されない転がり抵抗の軽減と、固い路面でのグリップを最適化するテクノロジーで評価の高い、MTBエンデューロ系ハイエンドタイヤのコンパウンド技術を使ったものです。

GUMX TECHNOLOGYをコンパウンドに採用することで、POWER CUP は POWER ROADよりも転がり抵抗が12~15%向上して堅牢度もアップ。ウエット路面でのグリップ力は POWERA LL SEASONと同レベルになりました。これによりPOWER CUPはハイエンドのロードタイヤのなかで、転がり抵抗、軽量性、耐久性、ウエットグリップが高次元でバランスされたタイヤとして再び、このジャンルのベンチマークとなるでしょう。

ディスクブレーキとの相性を重視

 

それではPOWER CUPはどのようなタイプの自転車と相性が良いのでしょうか。

MICHELINはこの最新作を、トップクラスのレースからトレーニング、サイクリングレベルまでカバーするタイヤとしながら、自転車についてはキャリパーやディスクブレーキに限らず、ロードバイク全般としています。しかしながら昨今のロード用タイヤはディスクブレーキを念頭に開発されるものが多く、POWER CUPもディスクとの相性を重視していることも事実です。

MICHELINはレースのトップカテゴリーであるUCI ワールドチームのTeam Cofidisに機材供給を行っていますが、それはPOWER CUPのテストとして最高のフィールドです。事実、Team Cofidisは2021年のツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャで、ディスクブレーキのDE ROSAMERAKにPOWER CUPを装着していました(一見はPOWER COMPETITIONチューブラー)。ツールの17ステージで敢闘賞を獲得したアントニー・ペレス選手、19ステージ2位のクリストフ・ラポルト選手、そして総合8位を獲得したギヨーム・マルタン選手のリザルトにより、世界最高の舞台でPOWER CUPはその戦闘力を証明しました。MICHELINは最終テストの場として最適なレースを選び、満を持して最高のタイヤを送り出したわけです。

このようにPOWER CUPはハイエンドタイヤでありながら、幅広く使える懐の深いモデルです。性能以外の面でも、カラーバリエーションやサイドウォールのロゴデザインなどで商品性を高めてきたMICHELINですが、POWER CUPでは新たな試みが注目されるはずです。それはクラシックなカラーの投入。“CLASSIC”の名で、一モデルとしてクリンチャー、チューブレスレディ、チューブラーの各POWER CUPにラインアップされるのです。これはロードバイクユーザーの中でもトレンドに敏感な層やグラベルバイクのロードユースユーザーをターゲットにしたもので、サイドウォールのモノトーンロゴが目を惹きます。従来にはなかった提案で、敏感に反応するサイクリストも少なくないでしょう。

環境に配慮したパッケージに変更

そして最後に、POWER CUPの発売を機に、MICHELIN全製品のパッケージが、カラープリントを減らしたエコタイプに順次切り替わることも話題となるはずです。

POWER CUP製品情報

クリンチャー

ケーシング:3x120TPI

ブラック
税込小売価格:7,590円
700x23C(205g)、700x25C(215g)、700x28C(240g)

クラシック
税込小売価格:7,700円
700x25C(215g)、700x28C(240g)

チューブレスレディ

ケーシング:4 x120TPI

ブラック
税込小売価格:9,240円
700x25C(270g)、700x28C(285g)

クラシック
税込小売価格:9,680円
700x25C(270g)、700x28C(285g)、700x30C(300g)

チューブラー

ケーシング:2x160TPI

ブラック
税込小売価格:14,520円 28x23mm(265g)/14,960円 28x25mm(280g)、28x28mm(320g)

クラシック
税込小売価格:16,500円 28x25mm(280g)、28x28mm(320g)

詳細:日直商会

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