複合経路検索サイト「mixway」にシェアサイクルを含めた新機能追加
「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所は2020年7月27日、サービス展開中の複合経路検索サイト「mixway(ミクスウェイ)」に密を避けた移動ができるシェアサイクル向けの検索補助機能を追加したと発表した。経路全体のなかでシェアサイクルで移動する距離を自分で設定できたり、すべてシェアサイクルという条件でルート検索が可能となっている。
2つの新機能を追加、シェアサイクルでの移動を支援
同社が展開する「mixway」は、公共交通と、シェアサイクルやデマンドモビリティなどを組み合わせた「複合経路検索」や、シェアサイクルポートの位置やリアルタイムな空き状況などがわかる「マップ」を利用できるスマートフォン向けWebサイト。今回追加された機能は、新型コロナ禍が収まらない中、感染リスクが高いとされる「3密」を避ける移動手段の検索を支援するためのものだ。
「自転車の利用距離の設定」ができる
例えば、今回シェアサイクルを含む経路(シェアサイクル利用経路)における、自転車の利用距離の上限を設定できるようになった。1km〜10kmまで1km単位で選ぶことができ、その時の天候や利用者個々人の状態・状況により、利用者自身が思う「自転車で走れる距離」の好み・感覚をもとに設定することができるという。
「シェアサイクル利用経路だけ探す」も可能に
さらに検索結果画面に「シェアサイクル利用経路だけ探す」ボタンも追加された。これは一度通常の経路検索結果が出た画面に表示されるもので、所要時間の比較も含めて検討できるようになっている(ただし全てのシェアサイクルサービスに対応しているわけではない)。
同社では、利用シーンとして、例えば比較的空いているであろう早朝やお昼頃は公共交通機関を使い、通勤・帰宅ラッシュで混雑が予想される時間帯ではシェアサイクルの利用を検討するなど、移動様式を変える・新しい選択肢を考えるきっかけにしてほしいとしている。