NIPPO・ヴィーニファンティーニが石上優大、草場啓吾とトレーニー契約を締結

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(プレスリリースより)

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、将来が期待される日本人若手選手の石上優大(21才、AVCエクサンプロヴァンス/EQADS)、草場啓吾(22才、愛三工業レーシングチーム)とトレーニー契約を締結したと発表した。2選手は2019年8月より、チームの一員としてヨーロッパやアジアでの世界トップクラスの大会に出場する。

UCIのトレーニー制度を活用

今回チームが活用した「トレーニー」とは、UCI(国際自転車競技連合)が若手選手の育成のために用意している制度。おもにU23カテゴリーの若手選手が対象で、将来プロチームでの活動を希望する選手を8月1日からチームに登録できる育成システム。トレーニー登録先チームが自由に出場レースを決められ、またトレーニー登録されていても、これまでの所属チームやナショナルチームでの活動が可能だ。

今回登録された2人、2018年のU23全日本チャンピオンでありU23最終年の石上優大は、8月13日〜17日のブエルタ・ア・ブルゴス(スペイン/UCI2.HC)と8月21日〜24日のツール・ド・リムザン(フランス/UCI2.1)への出場が決定。またエリート1年目の草場啓吾は8月15日〜18日のチェコツアー(チェコ共和国/UCI2.1)への出場が予定されている。なおイタリア人選手のフィリッポ・フィオレッリもトレーニーとして加入する予定で、チームは3名のフレッシュなトレーニーを迎え、シーズン後半戦を戦っていく。

トレーニー加入選手プロフィール・コメント

今回加入したトレーニーのうち、2人の日本人選手のプロフィールとコメントは以下。

石上優大(21才、AVCエクサンプロヴァンス/EQADS)
1997年10月20日生まれ、21歳。神奈川県出身
身長 177cm/体重 62kg
脚質 オールラウンダー

●主な戦歴
2014年
世界選手権ロードレース ジュニア 17位

2018年
全日本選手権ロードレース U23 優勝
おおいたアーバンクラシック(UCI1.2)優勝
アジア選手権ロードレースU23 4位
ジャパンカップサイクルロードレース(UCI1.HC)17位

2019年
Prueba Villafranca-Ordiziako Klasika(スペイン/UCI1.1)7位 U23最高位

ジュニア時代から日本代表として活躍する。ロードナショナルチーム・浅田顕ヘッドコーチが率いる育成チームEQADSを通じて、2017年よりフランスの名門アマチュアチームに在籍。今季は度重なる鎖骨骨折を乗り越え、2019年7月にスペインで開催された1クラスのワンディレースで並みいるトッププロを相手に7位入賞する大活躍をみせた。U23カテゴリー最終年。

石上優大選手コメント:
2019シーズン、全くレースに出ていなかった自分に、今回こうして、トレーニーという機会をいただき本当に感謝しています。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネで出場する予定のプロのレースは、普段走っているアマチュアレースと違い、何段階も速く、自分が経験したことのない領域のレースばかりです。その中で、自分の持っているものを全て活かして、様々なことを経験し、選手としてレベルアップできるように、取り組んでいきたいと思います。
応援よろしくお願いいたします。

 

草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)
1996年9月8日生まれ、22歳。愛知県出身
身長 173cm/体重 67kg
脚質 スプリンター

●主な戦歴
2017年
インカレ 4kmチームパーシュート2位、ロードレース3位
国民体育大会ロードレース 成年 優勝

2018年
全日本選手権ロードレース U23 4位

2019年
全日本選手権ロードレース エリート 6位

日本大学を卒業した今春よりUCIコンチネンタルチームに所属し、エリートカテゴリー1年目のプロ選手として活動。U23時代から日本代表として多くの遠征を経験。2018年のツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1)では、果敢に逃げに乗り二度にわたって山岳賞ジャージを着用して注目を集めた。学生時代にトラック競技で培ったスピードを武器に勝利をめざす。

草場啓吾選手コメント:まずはじめに今回、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネのトレーニーとして世界の舞台で活動できる機会を与えてくださり、本当にありがとうございます。「NIPPO」というチームは、僕が高校の頃からの「夢」でもあるチームです。そんなチームに自分がトレーニーとして加入できると聞いた時はとても嬉しかった反面、大きなプレッシャーにも襲われました。ですが、今まで自分がやってきたことを信じ、また応援してくださるファンの皆様のためにも、ここで何か爪痕を残していければなと思います。ワールドチームも出場する世界トップカテゴリーのレース参戦は今回が初めてなので、たくさんの事を学び、吸収して、さらにステップアップできるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

 

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