ツール・ド・とちぎにチーム ノボ ノルディスクが初参戦  初の国内選手サポートも発表

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チーム ノボ ノルディスクのサポートを受けることになった田仲駿太選手(中央、鹿屋体育大学)左はチームアンバサダーのジャスティン・モリス氏、右は今回参戦するサム・ブランド選手

選手全員が1型糖尿病患者で構成されるUCIプロコンチネンタルチーム「チーム ノボ ノルディスク」が、本日開幕したツール・ド・とちぎに参戦している。開幕前日に参戦についてプレス発表会を行い、新たに国内選手ひとりとスポンサーシップを結んだことを明らかにした。

 

プロコンチネンタルチームとして唯一参戦

本日から3日間の日程で開催されている第2回ツール・ド・とちぎに、UCIプロコンチネンタルチームとして唯一参戦するチーム ノボ ノルディスク。6人が参戦するが、その中には先週イタリアで開催されたワールドツアーのワンデーレース「ミラノ〜サンレモ」に出場したサム・ブランド選手(イギリス)も入っており、好成績を狙う。会見で同選手は、「子供の頃に1型糖尿病と診断されたが、ネガティブに考えたことはない。家族や仲間がサポートしてくれた。自分の姿が世界の糖尿病患者の方々にいい影響を与えられるなら」と抱負を語った。

 

初の国内選手のスポンサーシップ発表

4月から鹿屋体育大学で競技を続ける田仲駿太選手。チーム ノボ ノルディスクには所属しないが、チームからのサポートを受ける

また会見では、今春、鹿屋体育大学に進学する田仲駿太選手と国内初のスポンサーシップ契約を結ぶと発表した。昨年の国体(少年男子ケイリン)で優勝した屈指のトラック競技選手で、8歳時に1型糖尿病と診断されたが、自身で病気と向き合いながら努力を続け実力を磨き上げてきた。チーム ノボ ノルディスクとの出会いは、昨年彼の地元大分で開催された啓発のライドイベントに参加したこと。チーム関係者が彼の実力を知り、応援しようとサポートすることを決めたという。具体的なことはこれからとのことだが、田仲選手が海外レースに出場する場合の援助や、チーム練習に参加してもらうことなどを検討している。

田仲選手は取材の中で「糖尿病にはなったが、できないことは何もない。チームのサポートを得て頑張って、世界を目指したい」と頼もしく語った。

 

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