UCIワールドチーム「NTTプロサイクリング」誕生 東京都内で体制発表

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2020年より旧「ディメンションデータ」から名称変更する「NTTプロサイクリング」が、東京都内で体制発表会を行った。ICT企業らしいデータアナリティクスでもチームに貢献し、日本人との連携も今後視野に入れるという。チームとしてはランキングトップ10を目指す。

トップカテゴリにおける日本企業チームは20数年振り

今季までメインスポンサーだったディメンションデータはもともとNTTのグループ企業だったが、このたびグループのグローバル戦略にともなう体制変更にあわせ、チーム名を変更、体制を拡充する。メインスポンサーとなるのは、2019年4月にロンドンに設立された「NTT Ltd.」。ディメンションデータなどすでにあったNTTの子会社、海外事業などのグローバル展開を統括する法人だ。

来季に向け、チームは現アワーレコード保持者のカンペナールツ(現ロット・スーダル)など9名を新たに加入させ強化を図る。チーム代表のダグラス・ライダー氏は「今後、日本のチームや選手と協力関係を築く中で、可能性を模索していきたい」という。

ICTでチーム戦略、運営をサポート

また新たにメインスポンサーとなったNTT Ltd.からは、ICT企業らしいサポートについても語られた。副社長のピーター・グレイ氏からは、レースやトレーニング時の高度なデータ分析、またそれらをベースにした、出場選手の選出やレースへの準備、レース中の戦略などに活用する可能性が語られた。また、モバイルアプリによる選手のコンディション管理や、チームの保有車両など資産の追跡監視なども行っていくという。

チーム戦略に関しては最終的には現場判断となるが、代表のライダー氏もよりよい意思決定に繋がるとして歓迎している。会見に同席した所属選手で、ツールでのステージ勝利経験もあるエース格のエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)は「データ解析は我々のトレーニングの質を変えるだろう。すでにヘッドコーチはデバイスやデータを活用し、トレーニングプランを組み立てている」と説明した。

2016年からトップカテゴリであるワールドツアーチームとして参戦しているが、今季はあまり活躍したとは言えない年だった。チームとしては来季はクラシックレース、1週間程度のステージレースでの勝利、ツール・ド・フランスでのステージ勝利を狙い、ランキングトップ10以内を目指すという。

 

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