シェアサイクル「ofo」、日本市場で本格始動 和歌山市で3月末から日本初のサービス開始
世界21ヶ国・250都市でシェアサイクル事業を展開する「ofo(オフォ)」の日本法人OFO JAPANは、2018年3月28日(水)から和歌山県和歌山市で日本初のサービス開始が決定したと発表した。
日本初上陸は和歌山市
ofoは2014年に北京で創業して以来、世界21ヶ国・250都市にサービスを拡大。2億人を超えるユーザーに利用され、一日平均3,200万回、合計で60億回利用されている世界最大級のシェアサイクルプラットフォームだ。ofoのシェアサイクルでは、スマートフォンアプリとGPS付きのスマートロックを搭載した自転車により、ユーザーは、利用可能な自転車の検索、車体のQRコードのスキャンによるロックの解錠、駐輪場所の検索、利用後の支払いなど、全ての操作を専用アプリで完結できる。
一方、和歌山市は自転車活用のまちづくりとして、「スマートサイクルシティわかやま」計画の実現に向けて、経済・観光振興、環境対策、公共交通の利便性向上等を目的としたシェアサイクルの導入が推進されている。この同市の計画にofoが賛同し、官民連携による地域課題の解決に参画する運びとなったという。
後日、同市とのシェアサイクル事業に関する連携協定を締結し、サービス詳細を発表する。なおアプリはサービス開始までにApp Store並びにGoogle Playで公開の予定で、今後ofoでは、自転車の安全利用や、正しいシェアサイクルの利用に向けた啓発活動も行うという。
和歌山を皮切りに他都市での展開も目指す
OFO JAPANとしては、グローバル規模のユーザーベースを活かした専用アプリ・自社製自転車の改良や、オペレーションノウハウの活用を行いながら、日本各地の地域コミュニティのニーズと、各都市の条例や規則に準じた導入・運用により、今後も日本全国での拡大を目指すとしている。