2019年10月1日より、あらたに自転車保険の加入が義務付ける自治体が増え、今後もその数は増加していく見込みだ。加入促進のキャンペーンが展開される中、自転車保険を販売するau損保が、新しいキャンペーン「おもいやりライトforCYCLE」を開始した。
横浜市「おもいやりライト」の趣旨に賛同
日没時間と重なるいわゆる「薄暮時間帯」は、周囲の視界が徐々に悪くなり、例年、この時間帯に交通事故が多く起きているとして、警視庁が注意を呼び掛けている。その呼びかけに呼応し、横浜市は2010年から、事故防止のため車のヘッドライトを早めに点灯することを呼びかける「おもいやりライト」運動を展開しているが、今回、自転車保険を販売するau損保がその趣旨に賛同。「おもいやりライト for CYCLE」を発足させた。
同ウェブサイトでは、早めにライトを点灯させることをアピールするほか、まわりにそのことを訴求してもらうためのポスターなど、告知ツールを無料で公開している。
夕方に「事故に遭いそうになった」経験者が多数
また、au損保は全国の月1回以上自転車に乗る男女1,000人に対しアンケート調査を実施(「自転車運転に関する意識実態調査」。それによると、「自転車事故に遭いそうになったことがある」という「自転車事故“未遂”経験者」は6割(60.9%)。その時間帯は「夕方(16時~18時くらい)」が44.4%で最も多く、続いて「朝(7時~9時くらい)」が33.7%、「夜(19時~24時くらい)」26.4%だった。また「自転車保険」の存在を知っている人は8割を超えるものの(82.3%)、加入している人は56.6%に止まっていることも明らかになった。