「源泉デリバリー」栃木全県へ拡大! 競技を越え県内全プロチームが協力

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©️NASPO株式会社/那須ブラーゼン

新型コロナウイルスの影響で外出を自粛する県民や、休業状態の温泉地を応援しようと栃木県内の全プロチームが連携し、温泉地の源泉を無料配送する「源泉デリバリー」が、栃木県全域に拡大することになった。配送には県内に拠点を置く全プロチームが連携する。

県内全プロチームが連携 県内各温泉地の源泉を配送

2011年の東日本大震災時以来の「オール栃木」の再来だ。14日、県内の若手旅館経営者らでつくる「県旅館ホテル若旦那の会」が栃木県庁内で記者会見し、同会の呼びかけに県内に拠点を置くプロチームすべてが協力し、同会に加盟する県内温泉地5地域の源泉を各チームが配送することになったと発表した。今月6日まで実施されていた、塩原温泉「湯守田中屋」と那須ブラーゼンによる取り組みが発展したかたちだ。この取り組みでは16日間で約70件、計約10トン分を宅配したという。

今回は5月21~31日の11日間にわたり、同会が那須、板室、塩原、鬼怒川温泉の5施設ほどの源泉を提供。自転車ロードレースの那須ブラーゼンと宇都宮ブリッツェン、サッカーJ2の栃木SC、関東1部の栃木シティFC、バスケットボールB1の宇都宮ブレックスの5チームが各家庭への配達を担当する。野球の栃木ゴールデンブレーブス、アイスホッケーのHC栃木日光アイスバックスはグッズ提供などで協力する。

実施日や対象エリア、応募方法などは各チームが検討し、決定次第チームの公式Webサイトで発表。申込み受付なども各チームがそれぞれ行う予定だ。

今回の企画を呼びかけた同会の君島永憲さんは「こういう時だからこそ、温泉の力で皆さんを元気にしたい。体を温めることで免疫力も上がる。プロスポーツチームと手を携えて勇気を届けたい」と話した。会見には配達を担当する県内5つのプロチーム代表もオンラインで参加し、それぞれ意欲を語った。

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