【パリ〜ニース2021】第2ステージ:ボルがステージ優勝、チームにシーズン初勝利もたらす 新城は104位

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©️A.S.O.-Fabien Boukla

「第79回パリ〜ニース(UCIワールドツアー)」第2ステージがオワンビル・シュル・モンシャン〜アミリー間の188kmで行われ、ケース・ボル(オランダ/チームDSM)がゴール前のスプリントを制してシーズン初勝利をあげた。新城幸也はこの日もチームのスプリンターを押し上げるため集団内でアシストし、同タイムの104位でゴールした。

前日に続きスプリンターステージ

©️A.S.O.-Fabien Boukla

この日の第2ステージは前日同様、丘陵に山岳ポイントが1つ設定されたほかは平坦なコース。しかし地域的に横風が強く、なんらかのアクシデントで集団から遅れてしまうと復帰は容易ではないプロファイル。またアミリー市街に入ってからはゴール直前に何回もヘアピンに近いカーブが織り込まれており、最後のスプリント前の位置争いに激しさを加えそうだ。

道中は1度逃げが形成されるものの、横風を利用して他チームを引き離す機会をうかがうため、各チームが早めに集団のペースを速めて早々に吸収。風力発電機が立つほど風が強い中間の牧草地帯では、機をみてドゥクーニンク・クイックステップが飛び出すものの不首尾に終わり、以後は牽制を繰り返しながらも大集団のままゴール前を迎えることになった。

市街地に入って道幅が狭くなると同時に、何度もヘアピンに近いカーブを高速で通り過ぎるプロトン。その中で優位な位置を獲得したのはトレック・セガフレードとチームDSM。互いに隊列を組みそれぞれのエース、マッズ・ピーダスン (デンマーク/トレック・セガフレード)とケース・ボル (オランダ/チームDSM)を送り出そうとチェックし合う。最終盤はケース・ボルが後方から一気に抜け出して駆け抜けゴール。チームサンウェブからタイトルスポンサー変更となった新生「チームDSM」と、自身の今季初勝利となった。

なお新城幸也は前日同様、ゴールスプリント前にフィル・バウハウスを送り出すため先頭集団内で積極的なアシストを展開。トップと同タイムの104位でフィニッシュしている。バウハウスはこの日も表彰台には届かなかったが8位となっており、新城同様チームとして好調を維持しているようだ。

2021.3.8開催 パリ〜ニース2021 リザルト

1 ケース・ボル (オランダ/チームDSM) 4:27′ 59”
2 マッズ・ピーダスン (デンマーク/トレック・セガフレード)
3 マイケル・マシューズ (オーストラリア/チームバイクエクスチェンジ)
4 ブライアン・コカール(フランス/B&Bホテルズ P/B KTM)
5 サム・ベネット(アイルランド/ドゥクーニンク・クイックステップ)
6 ジョン・デゲンコルブ(ドイツ/ロット・スーダル)
7 パスカル・アッカーマン(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)
8 フィル・バウハウス(ドイツ/バーレーン・ヴィクトリアス)
9 ヤスパー・ストゥイヴェン(ベルギー/アルペシン・フェニックス)
10 ルディ・バルビエ(フランス/イスラエルスタートアップネイション)
104 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)※同タイム

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