今年のツール・ド・フランスを落車時のケガのためリタイアしたペテル・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ)が、負傷した膝の手術を受けたことが分かった。間もなく開催される東京五輪は欠場する。
落車時に負傷した膝、回復まで長引き手術に
サガンは第3ステージのゴール前、スプリント時にカレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル)らの落車に巻き込まれ転倒、自身のバイクのチェーンリングで膝を負傷。応急処置を施して出場を続けていたが状態が上がらず、第12ステージに出走せずリタイアしていた。その後モナコで外科手術を受けたことが分かった。
状態は深刻ではなく数日後にトレーニングを再開できる見込みだが、このタイミングの手術を選んだことで、24日に開催される東京五輪のロードレースには事実上参加できないことになった。スロバキアのオリンピック委員会は代替選手として、国内選手権3位に入った若干21歳のルカシュ・クビシュを招集している。