ポラール、「Polar Vantage V2」発表 パフォーマンステスト機能を新たに搭載
ポラール・エレクトロ・ジャパンは、フラッグシップモデルとなるプレミアムマルチスポーツウォッチ「Polar Vantage V2」(ポラール ヴァンテージ ブイ ツー)を発表した。新たにランニング/サイクリングのパフォーマンス、脚力の回復状況をテストできる機能を搭載している。
新機能のパフォーマンステストとは
新たに発表された「Vantage V2」。ハードウェアの特徴としては、新設計のアルミニウム合金素材ボディを採用し、より安定したGPSの受信が可能となって精度が向上。重量も52gとさらに軽量化された。バッテリーは全機能を使った場合は最大40時間、心拍計測をオフ・GPSの記録間隔を変更できる省電力設定にした場合は最大100時間の連続使用が可能となっている。また堅牢性(耐衝撃、防水、防塵など)では、ミルスペック「MIL-STD-810G」に準拠している。
ソフトウェアの新機能として注目されるのが「パフォーマンステスト機能」。心拍数計測に加えて別途購入するパワーメーターの測定値を活用すれば、ランニング、サイクリングのトレーニング効果、そして脚力の回復レベルを可視化することができるという。
ランニング パフォーマンス テスト
徐々にスピードを上げていくビルドアップ走を行い、最大有酸素スピード(MAS)、最大有酸素パワー(MAP)、最大酸素摂取量(VO2max)を計測。時計画面に表示されたスピードに合わせて走り、表示されるスピードは時間がたつにつれ少しずつ早くなっていく。そのスピードについていけなくなると計測は自動で終了し、MAX、MAP、VO2maxなどの数値をフィードバック。テスト結果によって、心拍ゾーン、スピード、パワーゾーンが最適化(更新)され、より現状の能力に合ったトレーニングを行うことができまる。こちらのテストで計測するパワーは本体のみで計測できるため、フットポッドなどのセンサーは不要だ。
サイクル パフォーマンス テスト
1時間を全力で走り切ったときに出せる平均パワー(FTP)と、VO2max、パワーウェイトレイシオ(W/kg)を計測。設定した時間(20、30、40、60分)、ロードバイクなどの自転車に乗り続けることで計測できる。こちらの計測には、別売りのパワーメーターが必要となる。
脚力回復テスト
プロアスリートはトレーニング前にジャンプの高さを測り回復度を確認するが、これを、ジャンプを3回することでVantage V2で計測することができるようになった。
Polar Vantage V2製品特長/概要
■ランニングのパフォーマンスを計測できる「ランニングパフォーマンステスト」
■ロードバイクなどの自転車のパワーデータなどを計測できる「サイクルパフォーマンステスト」
■脚の筋力の回復度を計測できる「脚力回復度テスト」
■スマートフォンの音楽再生コントロール機能
■週間トレーニングサマリーの表示
■ウォッチ画面を使いやすい仕様にカスタマイズ
■ウェブサービス「Polar Flow」にVantage V2ユーザ専用のデータ分析サービスを追加
■省電力設定によるウルトラロングバッテリー 最大100時間(心拍計測オフ+GPS2分間隔記録)
■ミルスペック「MIL-STD-810G」に準拠した堅牢性
■3色10LED(グリーン・レッド・オレンジ)、4フォトダイオードに進化した、心拍計測センサー「Polar Precision Prime™センサー」
■100m防水「WR100」
製品名 | Polar Vantage V2 |
色 | ブラック、グリーン、グレー・ライム(M/Lサイズ) |
バッテリー | 24時間心拍計測使用で最大7日間 高精細記録によるトレーニング連続使用で最大40時間 (GPS1秒毎、心拍計測オン) 省電力設定によるトレーニング連続使用で最大100時間 (GPS2分毎、心拍計測オフ) |
操作 | カラータッチディスプレイ+5ボタン |
重さ | 52g(リストバンド含む) |
サイズ | 直径47mm×厚さ13mm |
防水 | 100m防水(WR100) |
希望小売価格 | 単体69,800円(税別)、H10心拍センサーセット75,800円(税別) |
発売日 | 2020年11月5日 |
セット内容 | 単体:Polar Vantage V2、USBケーブル、スタートガイド H10セット:Polar Vantage V2、Polar H10、USBケーブル、スタートガイド |