横浜市が、2025年3月までの長期間、横浜市中心部をのぞく市内広域で、公有地を含めたシェアサイクルポートの広範な設置を含む社会実験を行うと発表した。参加事業者は区域を分けて2グループとなっている。
ドコモ・バイクシェアとOpenStreetなどのグループが参画
横浜市がシェアサイクル普及に向けた大規模な広域の社会実験を開始する。民間地にだけでなく、市が保有・運営する各施設内にもポートを設置することを認めることで普及を後押しする。参加事業者はドコモ・バイクシェアと「HELLO CYCLING」のブランド名でシェアサイクルプラットフォームを展開するOpenStreetを中心とした5社の連合体の2グループ。ドコモ・バイクシェアは保土ヶ谷、瀬谷、泉、戸塚区といった中部区域、5社連合体は鶴見、神奈川、金沢区といった北部・南部区域でそれぞれ展開する。そのうち鶴見、瀬谷、泉、戸塚、神奈川、磯子、金沢区は重点地区として、より早期にポートを展開していくという。市は10日にそれぞれの事業者と協定を交わし、2025年3月末までの予定で2グループの展開を後押しし、期間終了後の本格実施に向けた事業性の向上などに取り組むという。