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小型電動アシスト自転車のシェアサイクル「LUUP」提供開始 まずは都内50台限定

小型電動アシスト自転車を活用した短距離移動シェアサイクルサービス「LUUP(ループ)」が、都内の一部でサービスを開始した。コンパクトな車体で、小さな空きスペースでもポートを設置できるとして期待を集めそうだ。

自販機一台分のスペースでもポート設置可能

LUUPの特徴の一つは、使用する車体が非常にコンパクトであることだ。運営会社Luupが自社開発した「LUUP Cycle Lite(ループサイクル・ライト)」は走行可能速度を抑えるかわりに、これまでになく小さなサイズを実現。自販機一台分のスペースしかないところでもポートを設置でき、広いスペースが少ない都市部でも高密度なポート設置が可能。近距離移動に焦点を当てた独自のシェアサイクルサービスとなっている。

利用は他のシェアサービスが多く採用している方法と同様に、スマートフォン向けアプリに電話番号、決済情報などを登録し、ポートに向かいQRコードを撮影して解錠する流れ。アプリはまだiOSのみで、ポート数も57箇所50台と多くはないが、渋谷地区の駅に近いところではさっそく高頻度に利用されているようだ。

省スペースでも設置できるとあってデリバリー需要を見込んでか、飲食店の軒先にポートが設置されている例が多くみられる。運営会社も飲食店支援の一環になるとみており、定期的な消毒やアプリ内でのメニュー表示、特別料金プランの提供などを提供しているという。

今回は総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を利用したもので、そのため提供台数が50台と限られている。今後はアプリのAndroid版開発や台数拡充など、サービス拡大を予定しているという。

サービス概要

サービス名:LUUP(ループ)
・アプリダウンロードURL:https://itunes.apple.com/app/id1445630390 (※1)
・提供開始日:2020年5月25日(月)
・利用方法:下図参照
・料金:初乗り100円/10分(10分以降は1分あたり15円がかかります)(※2)
・利用可能エリア:渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の一部
・ポート数:57ヶ所(サービス開始時点)(※3)
・機体台数:50台(サービス開始時点)

※1 Android版も開発予定
※2 料金やポート数は今後変更になる可能性あり

サイクルジャパン:

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